[ケアビジネスSHINKA論 Vol.699]

「組み合わせ」で価値を生み出す。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

2017年1月1日より、

ドイツで新しい要介護認定が始まるようですね。

これまでは、

“日常生活の基本動作“

“家事”

の2分野について、

必要な支援時間を基準に3つの区分で要介護状態
が判定されていましたが、

2017年からは、

“運動能力”

“認知能力およびコミュニケーション能力”

“行動および心理症状”

“日常動作”

“病院または治療への対処”

“日常生活および社会生活”

の6項目に基づき、

5段階で評価されることになるようです。

「従来の基準では認知機能の低下や精神障害の
ために必要な介護や監督が考慮されなかった」

というのが大きな理由の一つだそうですが、

その意味では、やはり、日本の介護保険システム
は先進的なのかもしれませんね。

では、本日もメルマガの中身に入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■「組み合わせ」で価値を生み出す。
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●先日来、“価値”に関するご質問が続いていますが(それだけ真剣に読んでいただいている証だな、と感謝・感謝なのですが^^)、一昨日も、東海地区の介護経営者の方から次のようなご質問をいただきました。「自社だけで独自価値を考えるのではなく、他社と協働して新たな価値を地域に創り出す、という発想でも大丈夫でしょうか?」

●結論から申し上げますと、「その発想も勿論あり」だと思います。分かりやすい例としては、“子供達と触れ合える”価値をつくるための、「事業所と保育園の併設」という展開パターンなどがあてはまるでしょう。或いは、提供サービスそのものの、ど真ん中の議論ではないかもしれませんが、“利便価値向上”という視点においては、「スーパーに併設されているデイサービス」だったり、最近ジワジワと展開が拡がりつつある「介護支援機能付ローソン」なども一つの切り口として挙げる事が出来るのかもしれません。ご利用者は“要介護(支援)者”であると同時に“地域で日常生活を営む方”でもあります。その視点から見た場合、「利用(相談)ついでに買い物も出来る」という発想は、とてもユニークなアイデアだと捉えることも出来るのではないでしょうか。

●「その発想もあり」と書きましたが、別に「この発想はOK」「この発想はNG」という類の話でもないと思います。フォーカスすべきは「顧客にとって価値を感じることが出来るアイデアかどうか」です。その発想から、先ずは制約条件を抜きにして、自由に発想を拡げてみてもいいかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、終日、都心で打合せ&デスクワークが
続きます。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。