おはようございます、金曜日担当の尾添です。
つい先日、Googleから介護業界向けに「ケア記録アシスト」というサービスが発表されました。
https://blog.google/intl/ja-jp/company-news/technology/caremanager/
皆さん試してみましたか?
その評価については様々な声が聞こえてきますが、見えますよ、介護の未来が。
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■■ケア記録アシスト
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◆このサービスを一言で言えば、?
「AIが、ケアの記録を爆速で、かつ正確に作成してくれるツール」
具体的には、例えば、介護スタッフがスマホやタブレットに向かって?
「〇〇さんに食事の介助をした。今日は食欲がなかった」
?と話しかける(音声入力)だけで、いくつかのやりとりを経てAIが適切な報告書として整え
てくれます。
ヒヤリハットや事故報告でも活用できます。
◆メディアや業界ニュースを見ると、ケアマネジャーや介護職の業務の約3割(それ以上)が
「記録すること」に費やされていると言われています。
Googleはこれらの膨大な時間を削減し、私たちが「本来やるべきケア」に集中できる環境を
作ろうとしているのです。
◆このサービスについて「自分でやった方が早い」という声があります。
?特に現場のベテラン勢からは
「AIの文章は冷たいし、内容が不十分だ」
「慣れている自分が書いた方が、よっぽど早い」
こんな声が聞こえてきます。
◆実際に経験のある人にとってはそうなのだと思います。?
それに、自分で考え、自分の手で書き留めることには重みがあります。
でも、それでも、言わせてください。?
その「自分でやった方が早い」という自負は、数年後の私たち自身を苦しめることになるか
も知れません。
◆今でも大きな問題になっていますが、これから介護現場は更なる深刻な労働力不足に直面
します。
そして、多様な国籍や経歴を持つ仲間が一緒に働くようになります。
そうなると一部の「できる人」のスキルや経験に頼り切った現場は、その人がいなくなった
瞬間に崩壊します。
だからこそ、業務をシンプルにし、そして標準化することが不可欠なのです。
◆テクノロジーは、決して冷徹な効率化のためにあるのではありません。
現場のリテラシーに関わらず、誰もが一定水準のケアができるようにする。
それで捻出できた時間で利用者さんの隣に座り、一緒に話をし、そしてケアに集中する。
AIをはじめテクノロジーは、私たちの「人の温かさ」を守るための盾になると思うのです。
◆次期報酬改定(2027年4月)に向けてその骨格・全容が見えてきました。
細かいことはさておき、求められるのはプロセスよりも「エビデンス」
「うちはちゃんとしています」と口で説明しても、その記録や証拠が残っていなければ認め
てもらえません。
書類作成に追われてイライラし続けるのか。?
それともテクノロジーを味方につけて、心に余裕を持って仕事ができる環境をつくるのか。
「自分でやった方が早い」と変化を拒む人が、実は時代に取り残されるかもしれない未来。
◆私たちは今、その分岐点に立っています。
そしてGoogleをはじめ多くの企業が様々なサービスを開発し、情報として私たちのもとに
届きます。
テクノロジーを知り、使いこなそうとする姿勢と行動。
それこそがプロとしての「優しさ」であり、100年続く安心な社会を作る一歩につながると
信じています。
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ちょうど今日(17日)まで大阪で「バリアフリー展」という介護展示会が開催されています。
全国の展示会と同様、その会場にはDXやAIの言葉が目立ちます。
情報収集しつつ、未来の業務の姿を想像してみてはどうでしょうか。