[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2067]

昔に偶然出会い、保管していた“とある文章”を思い返す機会がありました(2)。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

「介護事業所の届け出、Web入力で効率化」

・・・・

行政的には重要なことかもしれませんが、

運営記録に関する見直しも同時並行で早急に行って
いただきたいものだなぁ、

と思わず感じてしまった次第です^^

関心をお持ちの皆様は、下記をご確認下さいませ。

https://www.joint-kaigo.com/articles/2021-04-13.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■昔に偶然出会い、保管していた“とある文章”を思い返す機会がありました(2)。
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●「入社早々、1か月も経たない中で、既に退職意向が出る方も多く、困っているんです
(新卒・中途を問わず)。そんな彼らに、どういう声掛けをすれば良いと思いますか?」
というご質問・ご相談から端を発した昨日のメルマガ。

●本日は昨日の続きとして、「某大手量販店の人事担当者の呟き(?)内容」後半部分を
是非、皆様に共有させていただきたく思います。長文になりますが、以下、ご確認下さい
ませ。

●「慰留は諦めた。しかし、わずか10日とはいえ、同じ会社で勤めた仲間である。不幸に
はなってほしくない。Kさんには迷惑だったかもしれないが、私なりの“働いて幸せ”とい
う状態を実現するための考え方を伝えることにした」

●「「Kさん。君はゲームが好きだったね」「え?あ、まぁ、好きですね」「対戦ゲーム
は好きかい?ガンダムエクストリームバーサスとかさ」「好きですよ。けっこうやってま
す」「そうか。アレはおもしろいよな。僕も好きでね。いい年してゲーマーなんて恥ずか
しいけど」 なんの話なのかといぶかしげなKさんだったが、私はかまわずゲームの話を続
けた。」

●「対戦ゲームのおもしろさについてお互いにしばらく語り合ったあと、本題に入った。
「ところでKさん、ガンダムEXVSを初めてプレイする人が、対戦プレイで君に勝てる
かな?」「いやぁ、それはムリでしょう。僕、けっこう強いですよ」「そうか。じゃあ、
初心者だとあっという間に君に負かされてしまうだろうね」「そうでしょうね」」

●「「じゃあ、質問。手も足も出せずにキミに負けた初心者くんが『ガンダムエクストリー
ムバーサスなんてつまらない!クソゲーだ!』と言ったとしたら、Kさんはどう思う?」
「それはおかしいでしょ。ゲームがつまらないんじゃなくて、自分がヘタなだけじゃない
ですか」」

●「「そうだよな。楽しさを理解するには練習と経験が必要だよな。ちょっとやってみただ
けで『つまらない』とか『自分には向いていない』っていうのは、早すぎるよな」・・・・Kさ
んの表情が変わってきた。伝わっただろうか?」

●「楽しく、幸せになるには努力や我慢も必要なのだということが。実感できただろうか?
物事の本質を理解するには、長い時間が必要なのだということが。気のせいかもしれないが、
Kさんの雰囲気が変わった気がした。オドオドしたところが消え、目から意志が感じられる
ようになった」

●「「Kさん。社会人の時間は長い。22歳で入社して、定年は60歳。約40年もの年月だ。
つまり社会人にとって入社後の10年は、大学で言えば1年生に相当する。たとえば大学の
野球部に入部したとして、1年生のうちは球拾いやグラウンド整備、筋トレなど地味なこと
ばかりだろう。楽しいどころか、むしろツラいだろうね」」

●「「でも、彼らは野球部を辞めない。なぜだろう?」「・・・・野球が好きだから、ですか?」
「そうだろうね。野球が好きで、うまくなりたい!という情熱がある部員は、そのつらさの
向こうに自分の成長があることをイメージする。だから乗り越えられる」」

●「「逆に、なんとなく野球部に入った人はとても耐えられない。『野球つまんね。サッカー
部に行こ』と思ってしまう」「「・・・・」「そうやってサッカー部に移った一年生を待っている
のは、やっぱり筋トレや100メートルダッシュなどの地味な練習だ。サッカーに対する情
熱がない人は『サッカーもつまんね』と思って転部する。その後は似たり寄ったりだ」」

●「「テニス部では素振りに嫌気がさし、バスケ部ではハードさに耐えかね、吹奏楽部では
音を出すのに一苦労、マンガ研究会に入ってもいきなり絵が描けるようになるわけじゃな
いし、演劇部では発声練習ばかり・・・・すべて同じだ。最初からいきなり上手にできたり、
楽しいなんてことは滅多にない。本当の楽しさにたどり着くには、努力と情熱が必要だ」

●「「短期間で転職を繰り返す人は、これと同じ。楽しさにたどり着く前に職を変えてしま
うから、幸せになれない。」「・・・・僕が、そうなると?」「それはわからない。ただ、公務員
を目指す理由がさっきの答えのレベルだとすると、幸せにたどり着く可能性は低いぞ。大切
な人生だ。自分がどんな職につくべきかを、もっと真剣に考えたほうがいいと思うよ」

●「「・・・・わかりました。ありがとうございます」Kさんが、どんな気持ちで私の話を聞い
たのかはわからない。「こいつウゼぇ。」と思っていたかもしれない。しかし、相談を終え退
職届を提出して去っていく時の彼は、それまでと違って後ろ向きな逃避ではない、前を向い
て一歩踏み出そうとする者の顔をしていた」・・・・

●・・・・引用は以上となりますが、実はこの話、誰もが知っているであろう“株式会社ヨドバ
シカメラ”の人事担当者の方が書かれた内容です。就職支援サイトに寄稿されていた文章だ
ったのですが、その人事担当者の方は結びに、次のようなコメントを載せておられました。

●「就職活動サイトに掲載するエピソードとしては、シビアすぎる内容だと思います。当社
を志望する人が減ってしまうかもしれません。それでも、就職活動中の学生の皆さんに伝え
るべき内容だと考えました。皆さんにとって「職に就く」ということを考える上での参考に
なれば、幸いです」・・・・

●・・・・さて、上記内容&メッセージ、皆様はどのようにお感じになられましたでしょうか?
社員は社員として、リーダーはリーダーとして、そして、経営者は経営者として。少しでも
心に引っ掛かりを感じていただけた方は一度、時間を取り、あらためて深めてみていただい
ても有意義かもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、東京都心でデスクワーク&打合せが続きます。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。