[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1990]

顧客志向って、言葉は簡単ですが中々難しいものですね^^(その1)

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

来年4月からの運営基準改正にあたり、

パブリックコメントが開始されているようですね。

期間は、12日10日から1月8日まで。

そのプロセスを経た後、1月中にも正式決定となる
見通しです。

関心をお持ちの皆様は、下記をご確認下さいませ。

https://www.wam.go.jp/gyoseiShiryou-files/documents/2020/1211090208996/ksvol.896.pdf

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

────────────────────────────────────────
■■
■■顧客志向って、言葉は簡単ですが中々難しいものかもですね^^(その1)
■■
────────────────────────────────────────

●「顧客志向」と「自分志向」という言葉を対比させながら、「自分志向」になりすぎる
ことに対する警鐘(というと大げさですが^^)を発信させていただいた、昨日のメルマガ。
とはいえ、「では、顧客の声をそのまま反映すればよいの?」と言われると、それもまた
そんなに簡単・安直な話ではないように思います。

●今日はそんな想いの延長線上として、以前、日経関連のオンライン記事で見つけ、記録を
取っておいた内容を皆様にも是非、共有させていただきたく思います(参照元URLは既に削
除されてしまっておりました)。尚、長文に亘るため、今日と明日の2日間に分けてご紹介
させていただきますこと、予めご了解ください。それではどうぞ↓

●経営理念に、“顧客志向”や“顧客第一主義”を挙げる会社は無数に存在する。だが、その徹
底ぶりとなると、先頃取材した小川の家に並ぶ会社は少ない。小川の家は、長崎市内に事務
所を構える工務店だ。従業員数5人と、規模は小さい。ただ、少しずつではあるが、全国的
にその存在を知る人が増えている。

●3年ほど前からは、損益分岐点の年間4~5軒を超えて、年間10軒前後を安定的に受注でき
るようになった。人づてに評判を聞きつけ、昨年暮れに東京の編集部から、小川勇人社長の
いる長崎に向かった。「施工主が描くマイホームの夢は、かなえない」と言う小川社長から、
詳しく話を聞くことにした。

●小川社長はかつて、父親の経営する小川工務店で働いていた。熊本大学を卒業後、準大手
ゼネコンで1年間勤務した後、1997年から家業を手伝うようになった。当時、小川工務店は
自社で分譲地を造成したものの、不景気で思うように住宅を販売できない時期が続いていた。
購入希望者が見学に来るが、その大半は契約しなかった。

●「やっぱり家はいらない」と言われ続ける中で、小川社長は“家は何のために存在するの
だろうか”などと自問するようになった。子育て世代の間で、新築住宅の需要が高いことか
ら、小川社長は“家とは子供を育てる器だ”と考えるようになる。

●しかし、世の中で販売されている住宅の多くは、子育てに向いていないと思わざるを得な
かった。小川工務店が手掛ける住宅も例外ではなかった。大半の施工主が求めるのは、部屋
数が多くて、安い住宅だ。だが、小川社長は「部屋数を多くすると、子育てに支障を来す」
と考えていた。

●個室があれば、確かにプライバシーは守られる半面、親子の対話は失われる。そして子供
がひきこもってしまったり、キレやすくなったりするというのが、小川社長の持論だ。それ
でも施工主は、「部屋数の多い住宅を、安く建ててほしい」と要求してくる。

●受注を勝ち取るには、安い建材を使って、価格を抑えるしかない。だがそうした建材は、
目の痛みや湿疹、呼吸器疾患といった、“シックハウス症候群”の原因となる化学物質を含
んでいるものが多い。

●小川社長は「子供がすくすくと育ち、健康的に暮らせる住宅を建てませんか」と提案した
が、「あなたのこだわりはどうでもいいから」と言い返された。仕方なく我慢しながら、意
に反する住宅を建てた。そうしなければ、発注してもらえなかったからだ・・・・

●・・・・本日は一旦、ここで止めさせていただきます。ここから小川社長は果たしてどのよう
な考動に出られたのか?是非、想像しながら、明日の続きをお読みくださいませ^^

────────────────────────────────────────

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、午前中は2件のミーティング(対面1件、アナログ1件)。

午後は東京にて

“関東ケアビジネス研究会”

を開催。

夜の会食の後、明日の仕事場所に近付くため、

群馬・高崎へ入ります。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。