[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1765]

「適切な課題解決案が出てこない」時の視点のずらし方(2)。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

先週木曜日に開催された、

介護給付費分科会。

各調査研究事業の結果概要案が数多く公表
されています。

担われているサービスによって関心事は異なる
かもしれませんが、

自社にとって必要・有益な情報が入っている
かもしれません。

関心をお持ちの皆様は、下記をご確認下さいませ。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10444.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■「適切な課題解決案が出てこない」時の視点のずらし方(2)。
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●昨日のメルマガでご紹介させていただいた、ビル管理業を行っているA社のエピソード。
テナント企業から続々あがってきていたクレーム「エレベーターの待ち時間が長過ぎて仕
事に差し障りが出ている」に対し、どのような打ち手を講じたか?という話について昨日
は前振りをさせていただきましたが^^、皆様、何か妙案は浮かばれましたでしょうか?

●では、最終的にA社はどのような打ち手を採ったのか?答はなんと、「各階のエレベータ
ーの前に、大きな鏡を置く」という、一聞しても「?」としか思えないような^^アイデア
でした。このアイデアを提案した新入社員の考えは次の通りです。

●「エレベーターの待ち時間を物理的に短くすることが現実的に難しいのなら、待っている
時間を“長い”と感じさせないようにするしかないんじゃないでしょうか?鏡を置けば待ち時
間に鏡を覗き込んで身だしなみや化粧を整えたり、」

●「自分の表情を見直したりして時間が過ぎていくかもしれません。手持無沙汰でジッと待
っていれば確かに時間ばかりが気になりますが、鏡を置けば“待ち時間を待ち時間として認
識しなくなる”と僕は思うんですけど、、、、」

●・・・・さて、上記新入社員の視点、皆様はどのようにお感じになりましたでしょうか?「問
題の所在をどこに設定するかによって、解決策は大きく変わってくる(=真の問題は“物理的
な待ち時間”そのものなのか、それとも“待ち時間として認識されている時間感覚”なのか?)」
少しでも心に引っ掛かりを感じていただけた方は一度、時間を取り、「社内で部下にどう話す
か」考えてみても面白いかもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、神戸市内で打合せ。

終了後、更に打合せ&デスクワークの後、

東京へ戻ります。

皆様は今日、どのような1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。