[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1726]

「前回のセミナーの内容をあらためて思い出しました」~関西地区の経営者様より~

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

「処遇改善加算の計画書の提出期限を、

今年は2020年4月15日まで延期する
(例年は2月末)」

・・・・

処遇改善加算と特定処遇改善加算の計画書を
一本化させるための猶予期間だと思われます。

関心をお持ちの皆様は、下記をご確認くださいませ。

https://www.wam.go.jp/gyoseiShiryou-files/documents/2020/02031133382/ksvol758.pdf

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■「前回のセミナーの内容をあらためて思い出しました」~関西地区の経営者様より~
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●テレビ番組「カンブリア宮殿」の引用として、ゴディバジャパンの代表・ジェローム・シ
ュシャンの経営スタンスについて共有・ご紹介させていただいた昨日のメルマガ。弓道家で
もあるシュシャン氏の「正しい手順で射られた矢は必ず的に当たる(=正射必中)」という、
とても深遠な言葉をご紹介させていただきましたが、

●その後、関西地区の介護経営者(A社長)より、「前回の人財定着セミナーの中での原田
さんが話していた言葉・内容をあらためて思い出した」という、とても嬉しいフィードバッ
クをいただく機会がありました(1年前のことを覚えていて下さって、本当にありがたい限
りです^^)。

●ちなみに私がセミナーの中でお伝えさせていただいたのは名著“7つの習慣”からの引用で、
“影響の輪”と“関心の輪”になぞらえた話。私自身、自分の思考や考動を整理する際によく活
用させていただいている、いわば、思考の“型”のような存在・コンセプトです。

●“関心の輪”とは“多大な関心を持っているものの、残念ながら、自らの力では直接的には
影響出来ない(=コントロールすることが出来ない)輪”のことで、対して“影響の輪”とは
“自らの力で直接的に影響力を及ぼすことが出来る(=コントロールすることが出来る)輪”
を指しています(既にご存知の方には釈迦に説法で恐縮です)。

●私も含め、人はとかく“関心の輪”に心を奪われがちになる傾向が強いものと思われます。
セミナーでお伝えした内容で解説するならば、例えば“人財の定着率を上げたい”“社員に高
いモチベーションを持ってもらいたい”と願わない経営者・幹部の方は恐らくいらっしゃら
ないでしょう。

●しかしそれらは全て、所詮は“関心の輪”、換言するならば“職員自身が決めること”であり、
本質的には我々の力でどうすることも出来ません(マインドコントロールする能力をお持ち
の方がいらっしゃるなら話は別かもしれませんが^^)。

●他方、そうかといって、経営者・幹部として“定着率を上げたい”“モチベーションを高めた
い”と思うことが間違いかと言えば、当然ながら、決してそんな訳でもないでしょう。甚だ理
屈っぽくて恐縮ですが、

●“結果的に”定着率が上がっている・職員のモチベーションが高まっている(=関心の輪を
凌駕出来ている)状態を生み出すために、我々経営者・幹部は一体、どのような“影響の輪”
に着手・集中するべきなのか?即ち、

●(職員が定着したくなるような)(職員のモチベーションが高まりそうな)「働き甲斐に
満ちた組織を創る」「働きやすさに満ちた組織を創る」ことしかないのではないでしょうか?
これなら多くの権限をお持ちであろう経営者・幹部の皆様の“影響の輪”の範疇かと思いますが
如何でしょう・・・・?

●・・・・さて、上記内容・視点、皆様はどのようにお感じになられましたでしょうか?「想い
が強ければ強いほど、とかく人は“目的”と“結果”を混同しやすくなり、テクニカルな思考に
陥りがちになる(≒本質的な課題が見えなくなる)」・・・・少しでも心に引っ掛かりを感じてい
ただけた方は一度、時間を取り、自らの周囲の事象を“影響の輪”と“関心の輪”に分けて整理し
てみても悪くないかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、朝一番は岡山駅近郊で打合せ。

午後は広島へ戻り、

“中四国ケアビジネス研究会”

を開催します。

皆様は今日、どのような1日をお過ごしになるのでしょうか?

では、今日も1日、互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。