[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1653]

ショッピングリハビリ(買い物リハビリ)に関するご報告(2点)&ご案内。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

28日に開催された、介護保険部会。

“介護サービス基盤と高齢者向け住まい”

“科学的介護の推進、介護関連DB等の更なる利活用等”

“制度の持続可能性の確保”

に関する議論が行われたようです。

関心をお持ちの皆様は、下記をご確認下さいませ。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_07494.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■ショッピングリハビリ(買い物リハビリ)に関するご報告(2点)&ご案内。
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●今年に入って幾度かご案内をさせていただいておりました、「ショッピングリハビリ(買
い物リハビリ)視察&研修会(島根県雲南市開催)」。2019年に入ってから全8回開催し、
北は北海道から南は九州鹿児島まで、

●総勢75名の介護経営者様・幹部の皆様にご参加いただくことが出来ました。先ずはこの
場を借りまして、足を運んでいただいた皆様には心より御礼申し上げます(決して交通至便
な場所ではないにも関わらず、というと雲南の皆様に少々失礼ですが^^)。

※本メルマガに最近ご登録いただいた等の理由により「ショッピングリハビリって一体
何?」と思われた皆様、或いは「どんなサービス・事業だったっけ?」と思われた皆様
は是非、下記の動画(NHKで取り扱われたもの)をご確認下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=ZNbE9Xir17o&feature=youtu.be

●来月以降も開催は続き、興味をお持ちいただいている皆様には是非、引き続き、ご都合の
合う日程で参加を検討いただきたいのですが(詳細の予定はこちら→

https://shopping-reha.com/tourinfo/)、11月以降の開催を前に是非、皆様に事前にお伝えさせていただきた
いな、と思ったことが2点ございまして、本日のメルマガを使わせていただきたく存じま
す。

●先ずは一点目。こちらはお伝え、というよりご報告レベルの話で恐縮ですが、今まで本視
察&研修会の主催は、ショッピングリハビリの開発企業である“光プロジェクト株式会社
(以下、光社)”様と弊社“ケアビジネスパートナーズ(以下、CBP)”の共催、という形式
を採っておりました。が、以降は“ショッピングリハビリカンパニー株式会社(以降、SRC)”
という法人が主催となり、運営を進めてまいることになりました。

●SRCはショッピングリハビリ開発企業である光社と、弊社CBPの2社で今年の4月末
に共同設立した新設法人です。両社が保有する知見・能力をフル活用し、ショッピングリハ
ビリの事業モデルを更に高いレベルへとブラッシュアップさせつつ、

●SRCと志を一にしていただける介護事業者様(弊社ではパートナーと呼んでいます)と
共に全国各地へとショッピングリハビリを拡げていくことで、地域社会の発展に貢献して
いきたいと考えています(勿論、共に取り組んでいただけるパートナー事業者様の経営にも
同時に貢献してまいることは言うまでもありません)。

●また、上記に従い、視察ツアーの名称も「ショッピングリハビリ(買い物リハビリ)視察
&研修会」から「「ショッピングリハビリ(買い物リハビリ)事業検討視察ツアー」へと変
更をさせていただくことになりました。

●今後は「ショッピングリハビリ(買い物リハビリ)事業に興味があり、自地域での取り組
みを検討してみたい」とお考えの法人様を対象に開催させていただく予定です(長くなりま
したが、こちらが1点目のご報告です)。

●次に2点目。これは、法人を共同設立し、我々も主体者になったからこそ(=全ての情報
が入ってくる、という意味で)より一層、確信を持ち始めていることなのですが、ショッピ
ングリハビリ事業には正に、介護業界が抱えている課題に対する“答”或いは“ヒント”が
多く詰まっている、という点をあらためてお伝えさせていただきたく思います。

●例えば「総合事業への適応」という問題。全国的に“多様なサービス”の浸透が進まず、
従前相当(現行相当)のサービスに終始している自治体が多い状況ですが、2021年度以降、
この“従前相当(現行相当)”という仕組みが残り続けていくのかどうか?については未だ
全く“不透明”な状況なのではないか、と思います。

●“多様なサービス”が何故、浸透しないのか?と言われれば、シンプルな話、“従前相当
(現行相当)に比べて単価が低いから”だと思います。現状で人員や設備を抱えている施設
からすると、幾ら“基準緩和”と言われても固定費を抱えている以上、単純に“報酬削減”
にしか映らないのではないでしょうか。。。

●しかも今後、単価は更に可能性が下がる可能性が高く、加えて、通所・訪問サービスにお
いては“要介護2までの地域移行”という問題も背後に控えている。もし、要介護2までの
地域移行が現実となり、今の基準緩和サービスと同じような報酬になったとしたら、恐らく
多くの事業者は経営的に耐えられなくなってしまうのではないでしょうか、、、、

●勿論、上記はあくまで現段階における“悲観的推測(でも、それなりに高確度)”に過ぎ
ません。が、仮に現実化した場合、そのタイミングになって慌てて手を打とうとしても残念
ながら、“時既に遅し”になってしまうかもしれない。

●日々、懸命に経営に取り組もうとされている、私の周囲にいて下さる皆様(本メルマガの
読者様含む)には少なくともそのような状態になっていただきたくはない。そのためには先
先を見据えつつ、打ち手を考え、考動していくことが必要ですよ、というアラームを私は今
まで、数多く鳴らしてきましたし、

●また、アラームを鳴らすだけではなく、その打ち手につながる糸口やヒント、或いは打ち
手そのもの(具体的アイデア)についても本メルマガやセミナー、或いは弊社有料会員サー
ビスである“ケアビジネス研究会”等を通じて全国の介護経営者様向けに発信をしてまいり
ました(発信する場や先によって、情報の質・量における濃淡はありますが)。

●そして、上記課題に対する具体的解決策の一つが正にこの“ショッピングリハビリ”であ
る、ということをあらためてこの場でお伝えさせていただきたく思います。ショッピングリ
ハビリサービス事業は現在、全国で“基準緩和型サービス”の枠組みのもと経営を行ってお
り、

●その単価のもとでも充分、持続性を担保出来るモデルになっています(“要介護1・2の
ご利用者が地域移行になっても存続・発展できる事業かどうか”という観点で事業を作りこ
んでいますので、当然と言えば当然なのですが^^。実際の事業数値については事業検討視
察ツアー時にご説明させていただく予定です)。

●また、“人財確保”の面でも、通常の介護事業所とは異なる成果を創出することに成功し
ています(これは、事業デザインの為せる業だと思われます)。展開の加速はこれからなの
でまだまだ事例は少ないですが、

●「最近は求人誌で通常のデイサービスの人財募集をしても1件の問い合わせも来なかっ
たのに、ショッピングリハビリでは40件以上の問い合わせがあった」という、嬉しい実例
も上がってきています(中にはショッピングリハビリ事業を通じて介護サービスに関心を
持ち、通常のデイサービスで働くようになった、という職員が生まれた方もいらっしゃるよ
うです)

●他にも、ご利用者全体の60%以上が“地域やご利用者からの口コミ”で集められていた
り(そうなるような仕掛けを行っています)、“通いの場”の参加率・継続率に課題を感じ
ている厚生労働省から注目いただき、

●現在、厚生労働省からの補助を受け、ショッピングリハビリを通じた通いの場の課題に対
する関する、“とあるテスト”を行っていたり等々、様々な可能性を包含した事業であるこ
とを日々、実感する今日この頃です(甚だ手前味噌な話で恐縮ですが、冷静に考えて、そう
思っています)。

●来月の事業検討視察ツアーの開催日程は11月18日(月)、今年最後の開催となる再来月は
12月16日(月)となっています。「これからも地域に役立つ事業をどんどん実践していき
たいのだが、何を行えばいいのか決めかねている」「これからの動向を見据え、デイサービ
ス卒業後の受け皿づくりを検討したい」等々の想いの皆様は是非、足を運んでいただければ
幸いです。皆様と島根・雲南でお会いできますことを楽しみにしております!!

※ショッピングリハビリ(買い物リハビリ)事業検討視察ツアーの詳細はこちら

https://shopping-reha.com/tourinfo/

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、朝一番の飛行機で、富山から東京へ移動。

終日、都心で社内ミーティングが続きます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。