[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1615]

有給取得に関する某社の姿勢・取り組みをうかがい、「面白いなぁ」と思いました^^

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

今日は9月11日。

あの衝撃的な事故からもう18年も経過したのですね。

テレビで見た当時の光景、

今でも鮮明に覚えていますが、

今では数多くのビルが再び立ち並び、

西半球で最も高いビルがそびえたつほどの復活を遂げている
ことにあらためて驚きを覚えます。
(アメリカ独立の年にちなみ1,776フィート。約541m)

再起できないような状況に襲われ、悲嘆にくれたとしても、

しばらくするとまた立ち上がる。

人間の持つ潜在能力・生命力にあらためて想いを馳せた次第です。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■有給取得に関する某社の姿勢・取り組みをうかがい、「面白いなぁ」と思いました^^
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●先日開催された、東海ケアビジネス研究会の一コマ。働き方改革に伴う“最低5日の有給
取得の推進”について意見交換を行う中、「5日と言わず、うちは昔からほぼ100%取得出
来ている」という、お手本のような^^事例をA社長よりうかがう機会がありました。

●A社長が仰っていることは極めてシンプル。大前提として、「有給は国で定められた制度
であるし、従業員にとってもいい制度である故、守れるような組織づくりを行わなければな
らない」という考え方を基礎に据えつつ、

●“所定有給日数を消化できなければ減点”という仕組みを人事考課の一つとして盛り込ん
でいる、とのことでした。「その発想は今まで無かった」と驚きの顔をされている他会員経
営者・幹部の皆様のお顔を見ながら、A社長はあらためて自身の考え方を共有して下さいま
した。

●「うちでは対象職員全員、年度の初めに粗方の有給取得スケジュールを決めてしまい、そ
れを遵守することを原則にしています(万一取得がずれた場合にも、振替スケジュールを必
ず設定する)。その上で“取得できない”というのは自身や組織のマネジメント不足の結果
である、というスタンスのもと、」

●「人事考課上の減点を設定している次第です。勿論、緊急自体含め、硬直的な運用を行う
訳ではありませんが、消化が進んでいない職員には管理者や経営陣から指摘を行うことを
通じ、日々、意識付けをしています。“休みを取らない、という理由で人事考課で減点にさ
れたらたまらない”という意識が働くのか(苦笑)、皆、しっかりと取得することが出来て
いますよ」・・・・

●・・・・さて、上記内容、皆様はどのようにお感じになりましたでしょうか?「ベースとして
の考え方(=社としての定義設定)と運用方法(=遵守を推進する仕組み)を一気通貫させ
ることで、組織に方針を浸透させていく(&好ましい企業文化を醸成する)」少しでも心に
引っ掛かりを感じていただけた方は一度、時間を取り、自社にも何か応用できないか、ちょ
っと考えてみても面白いかもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、大阪で打合せ&デスクワークが続きます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。