[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1584]

経営幹部を招聘するうえで、「何より一番大切」と感じること。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

いよいよ(?)、本日から8月が始まりますね。

有り得ないぐらい蒸し暑い日が続く中、

仕事の生産性も自然と落ちてしまいがちな時期だと
思います(私だけ?)

水分やミネラルの摂取をいつも以上に意識し、

休息もしっかり確保しながら、

しっかりと乗り切っていきたいものですね^^

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■経営幹部を招聘するうえで、「何より一番大切」と感じること。
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●くら寿司の記事から端を発した、“経営幹部(候補生)をどういう方法・視点で引き入れ
るか”という話。思うところを数日に分けて書かせていただいた訳ですが、この話題の一旦
の締めとして、「でも、やっぱり、一番大切なのは“これ”なんだよなぁ」と私自身が考え
ている、とあるポイント(“これ”)について、本日はお伝えさせていただきたいと思います。

●そのポイントをお伝えするうえで是非、皆様にご紹介させていただきたいのが、森永製菓
の創業者、森永太一郎氏のとあるエピソード。長文となりますが、下記内容をお読みいただ
ければ、私がお伝えしたいポイントはきっと、皆様にもお分かりいただけるものと思います。

●今日のメルマガは、こちらのエピソードをお伝えする形で終わりにさせていただきたい
と思いますので、皆様、ご一読の上、思い思いに“感じて”いただければ幸いです(とある
方のブログ記事から抜粋(一部改変)する形でご紹介させていただきます(参照元は文末に
記載))。

●「開業して3年。誰よりも商道徳を重んじ、顧客や全ての取引先と誠実に向き合ってきた
おかげか、東京の菓子屋で、森永太一郎の名を知らぬものはいない、というほどまでに、彼
が経営する森永商店は成長していました」

●「そんな中、製造に、営業に、と、森永氏は皆の先頭に立ち、懸命に働いてきたものの、
製造に専念するとどうしても営業が疎かになってしまい、結果、お客様に迷惑がかかってし
まう、という事態がたびたび起きていました」

●「“自分一人ではこれ以上、事業を伸ばすことは出来ない“そう考えた同氏は、誰か片腕
となる良き女房役がいなければ、これ以上の発展は望めない、と、真剣に人材を探しはじめ
ます。そこで彼は、2年前に知り合った“松崎半三郎(まつざきはんざぶろう)”という男
性を女房役に招き入れることを決めました」

●「松崎氏は立教学院(立教大学の前身)を卒業後、貿易商に勤務した後、独立して自分で
貿易商を営んでいました。その取扱う商品は、オルガン、ピアノの部品のほか菓子、チョコ
レートの原材料の輸入品などで、それらを森永商店に納入するようになり知り合ったので
す」

●「松崎氏は、森永氏より年齢は9歳下でしたが、森永氏は、取引を通じて彼の能力、特に
営業面での能力を高く評価していました。「あの男なら間違いはない。女房役になってもら
おう」そう心に決めると、森永氏は即、松崎氏を料理屋に招いて、ずばり切り出したそうで
す」

●「「松崎さん、うちに来て私の片腕になってください」「え?」「私はね、アメリカで12年
間も菓子造りの修行を積み、この仕事には絶対の自信を持っています。でも営業の方は、な
かなかうまくいかないのです。私は栄養の富む菓子を安い値段で日本人に提供したい。さら
に海外に輸出したい。これが私の夢なのです。どうか、松崎さん、うちに来て営業をやって
ください」」

●「あまりにも唐突な申し出に、松崎氏は混乱しながらも答えました。「森永さんの夢は、
よく分かりました。でも私は貿易商で身を立てたいのです。せっかくの申し出ですが断らせ
ていただきます。悪く思わないでください」「悪く思うなんて、とんでもない」森永氏は深
い失望を隠しながら、「どうかゆっくり検討されて、その気になったら、よろしく頼みます。
私の方は、いつでも大歓迎です。」と将来に含みを残してこの日は別れたそうです」

●「それからも森永氏は折に触れ幾度も松崎氏を誘いますが、その度に丁重に断られてしま
います。しかし、何としても諦めきれない森永氏は、松崎氏に初めて自分の思いを打ち明け
てから2年半が経った1905年の1月1日に、奇襲戦法に出ることを決意します」

●「時は早朝4時。何としても今年は松崎氏を迎え入れたい、と考えていた森永氏は、松崎
氏が承諾するまでテコでも動かないつもりで松崎氏の家のドアを叩きました。「どなたです
か?」松崎氏の眠そうな声が聞こえます。「森永です」「森永さん?ちょっと待ってください」
松崎氏が戸を開けると「明けましておめでとうございます」森永氏は、紋付羽織袴姿で挨拶
を述べました」

●「松崎氏は驚いて「おめでとうございます。こんなに早く、一体どうなさったのですか?」
そう言って、森永氏を応接間に通しました。対面するやいなや、森永氏はいきなり切りだし
ます。「私はね。新年に当たりあなたを迎えることに決めました。是非ともうちに来て片腕
になってください」「弱りましたね・・・」松崎氏は困惑の表情を浮かべています」

●「「お蔭さまで、森永の西洋菓子も少しは世間に知られるようになりました。しかし私一
人の力では限界があります。これ以上の発展を望むならば、あなたの力が必要です。私の技
術と、あなたの営業能力を合わせれば、それこそ鬼に金棒です。松崎さん、私と二人で日本
の洋菓子業界をリードしましょう。どうしても貴方に承諾していただきたく、非礼を垣間見
ず押しかけて来ました。お願いします」」

●「そう言って、森永氏は畳に両手を突いて深々と頭を下げたそうです。「うーん」唸り声
を漏らした松崎氏は遂にこう応えました。「これほど熱心にお誘いいただいて、光栄に思い
ます。しかしこのことは人生の一大事なので、妻とも相談しなければなりません。今夜まで
考えさせてください」」

●「「分かりました。今夜の何時にお伺いしたらいいですか?」「今夜7時に、私の方から森
永さんのお宅へ参ります」「では、吉報をお待ちしております。朝早くから失礼しました」
そう言って再度深々と頭を下げた後、森永氏は松崎家を後にしたそうです」

●「その後、森永氏は、独立精神旺盛な松崎氏が果たして自分の下で働いてくれるか、不安
と期待の入り混じった気持ちで夜7時を迎えました。「今朝ほどの件はどうでしょう」7時
少し前に到着した松崎氏に、森永氏は単刀直入に質問します。松崎氏は応えます」

●「「はい。その件ですが、私の出す3つの条件を受け入れてくだされば、喜んで働かせて
いただきます」「どんな条件ですか?」松崎氏は森永氏を直視したまま、淡々とした口調で
語り始めました」

●「「第一に森永さんは製造に専念し、私は営業を担当する。第二に現在のような個人商店
では発展に限度があるので、なるべく早く株式組織にする。第三に必要な人は縁故ではなく、
人物本位で採用する。森永さんの夢を実現させるためには、この3つが絶対に必要という
結論に至りましたのであえて条件にさせていただきました」」

●「この言葉を聞き、一呼吸おいた森永氏は、ようやく念願叶った、という万感の想いのも
と、次のように答えたそうです。「松崎さん、あなたの3つの条件は全て受け入れます。
どうぞ、うちに来て頑張ってください」こうして、「森永の松崎か、松崎の森永か。森永は
二人にして一人である」と言われるほどになるまでの強力なタッグがここに誕生し、その後、
森永製菓は、東洋の製菓王への階段を一気に駆け上がっていったそうです」・・・・

※参照元URL

https://ameblo.jp/tamiyataku1/entry-10926729033.html

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、早朝に役員ミーティングを行った
後、

大阪某市にて、

“ショッピングリハビリ(買い物リハビリ)”

に関する打合せを実施。

終了後、明日の打合せに備え、名古屋まで移動します。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。