[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1544]

「私はこの箇所が気になりました」~九州地区・A社長より~

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

一昨日の6月11日、

“骨太の方針2019”

の原案が示されましたね。

当然ながら、

我々介護経営に携わる人間にとって深く関連する
内容も多々、

含まれています。

経営者の皆様は是非、下記内容をご確認くださいませ。

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201906/11keizaishimon.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■「私はこの箇所が気になりました」〜九州地区・A社長より〜
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●先日のメルマガでご紹介させていただいた、「理念と経営」6月号掲載記事からの抜粋。
サッカー日本代表の元監督で、現在は(株)今治.夢スポーツの会長を務められている岡
田武史氏と、多摩大学大学院 名誉教授であられる田坂広志先生の対談記事から抜粋させ
ていただいたのですが、

●その後、九州地区の介護経営者(A社長)より、「私も愛読者です」というコメントと共
に、A社長ご自身が気になって赤線を引かれた箇所について共有いただく機会がありました。
(あらためて気付きを得ました、A社長、ありがとうございます!)

●このお話、ひょっとすると本メルマガにお付き合いをいただいている皆様にも私同様、気
付きをお感じいただけるかもしれない?という想いの元、本日は是非、A社長からうかがっ
た部分を皆様にも共有させていただきたいと思います。「技術やシステムも大事ですが、本
当に勝負を分けるのは、小さなことです」という、岡田氏の発言についてです。

●「戦術やシステムも大事ですが、本当に勝負を分けるのは、ほとんどが小さなことなんです。
2010年のワールドカップまで、日本代表は自国で行われた試合以外では一勝もしていなかった
のですが、チームの戦術やシステムの問題ではなく、敗因のすべてが

●「「あの選手がここでスライディングしていたら負けていない」といった小さなことだった
のです。すなわち、日頃からそうした小さなことをきちんとしているかどうかが、勝敗を分け
るのです(中略)」

●「ですから、100パーセントダッシュだと言ったのに80パーセントで走った選手がいたら私
は怒ります。「コーンの外を回れ」と言ったら「外」なんです。内側を走るようでは駄目なん
です。実際の距離は、内側と外側で大して変わりません。でも、違う。コーンの外を回ること
がどれだけ大事か。それは「モラル」です」

●「運というのは誰にでもどこにでも平等に流れています。それをつかむか、つかみ損ねるか。
私は自分でつかみ損ねておいて「運がない」と言っている人をたくさん見てきました。だから、
「君がたった1回、コーンの内側を回ったせいで運をつかみ損ねて、ワールドカップへ行けない
かもしれない。(中略)俺はそれが嫌なんだ」と厳しく叱ります」

●「(モラルとルールはどう違うか?という質問について)モラルはルールと違って強制的にで
はなく、自然にできなければいけない。それは建物で言えば基礎です。どれだけ戦術という素晴
らしいビルディングを建てても、基礎がグラグラしていたら勝てません」

●「少々低い家でも、基礎がしっかりしているほうが勝ちます。ある選手がスライディングをし
なかったという「ミス」ではなく、スライディングしないことを許すチームの「モラル」が勝負
を分けるのだと思います」・・・・

●・・・・さて、上記内容、皆様はどのようにお感じになりましたでしょうか?日々のマネジメント
において、我々経営者はどこまで“モラル”を重視しているでしょう?また、それはどのような考
動に現れているでしょうか?少しでも心に引っ掛かりを感じられた方は一度、時間を取り、あら
ためて思考・考動を再点検してみていただいてもいいかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、午前中は東京都心でデスクワーク&
打合せ。

午後は千葉・市川市にてセミナー講師を
務めます、

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。