[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1216]

「研修時間を捻出できない」B社が考えた“ちょっとした、でも、有効なアイデア”。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

一昨日の4月11日に開催された“財政制度分科会”。

社会保障に関する財務省の見解が示されたようですね。

医療・介護については公表資料の34p目以降で詳しく
言及されています。

関心をお持ちの皆様は是非、下記をご確認下さいませ。

https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia300411.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■「研修時間を捻出できない」B社が考えた“ちょっとした、でも、有効なアイデア”。
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●先日、弊社顧問のT先生と共に、今年度より新たなクライアントになっていただいた北
関東某地区の社会福祉法人・A理事長と意見交換させていただいた時の事。「職員を一堂に
集めて研修を提供出来る環境がなかなかつくれなくて、、、」と悩みを吐露されるA理事長に
対し、「同様の環境の中で、他社ではこんな工夫をされている法人もあるようですよ」と、
非常に興味深い事例をT先生がご紹介して下さいました。

●T先生から教わったこの事例、とてもシンプルながら、同様の悩みを抱えていらっしゃる
企業様にとっても役立つ情報となるかもしれない?という想いのもと、本日は是非、その内
容を皆様にも共有させていただきたく思います。「朝礼の時間を“学びの場”として活用す
る」という介護事業者(B社)のアイデアについてです。

●上記A理事長と同様の悩みを抱えていらっしゃったB社。「とはいえ、能力開発やスキル
向上等、職員に対する教育は必要不可欠」そんな中、B社代表は、既にスタッフが集うこと
が仕組みとなっている“朝礼”を有効活用してはどうか、と思いつかれました。

●しかし、朝から1時間も2時間も研修を行う事は現場的にはまず不可能。そこで、「それ
なら研修内容を細切れにし、毎日の朝礼の時間の中で“10分”づつ時間確保を行ってはど
うか。それが出来れば、仮に月5日勤務のメンバーには週間50分の研修を提供出来るよう
になる」

●「また、職員個々別でスタンプカードの様なものを作成し、“どの研修が終わったのか”
“何時間研修を受けたのか”が一目で分かるようにしてはどうだろう?達成感や、やりがい
にもつながるかもしれないし、(公休等の理由で)スタンプが押されていないところについ
てもわずか“10分”でリカバリー出来るので、バラつきも抑えられるのではないだろうか」
そのようなアイデアを思いつき、現在、実行されているとのことでした。。。。

●さて、上記事例、皆様はどのように感じられましたでしょうか?同じ様な悩みを抱えてい
らっしゃる方も少なからずいらっしゃるかもしれない中、少しでも興味をお持ちいただい
た方は是非、「自社ではどんな工夫が出来そうか」考えてみていただいても面白いかも知れ
ませんね(勿論、上記アイデアをそのまま活用してみる、というのも全然有りだと思います
が^^)

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、熊本県熊本市にて

“南九州地区ケアビジネス研究会”

を開催。

終了後、最終便の飛行機で東京へ戻ります。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。