[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2285]

秋田県の介護事業者の新たな挑戦。是非、皆様にご紹介させてください^^

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

厚生労働省は先月28日、

国の事業で作った介護予防ケアマネジメントの

“オンデマンド研修”

“実践者トークセッション”

の動画を公表したようですね。

介護保険最新情報Vol.1056に詳細が記載されていますので、

関心をお持ちの皆様は下記をご確認下さいませ。

https://www.mhlw.go.jp/content/000920762.pdf

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■秋田県の介護事業者の新たな挑戦。是非、皆様にご紹介させてください^^
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●先月末、3月31日の出来事。約10年に亘るお付き合いをさせていただいております、あ
きた創生グループ(秋田県能代市・秋田市)の阿波野聖一代表より、「新たなクラウドフ
ァンディングを起ち上げました!応援よろしくお願いします!」とのご連絡をいただく機
会がありました。

●秋田県と言えば、人口減少最前線の県。その地に根を下ろし、その地の未来を見据えた
阿波野代表の動きはとてもユニークかつ刺激的で、私自身、いつも大きなエネルギーをい
ただいています。

●そんな阿波野代表が今度はどんな企画を起ち上げられるのだろう?と興味深く内容を拝
見したところ、今回は「外国人(技能実習、特定技能)と介護に関わる人々が集う「コミ
ュニティ」を創りたい」とのこと。

●今までにも海外人財を受け入れ、様々な経験をされてきた“あきた創生グループ”が今回、
何故、このような企画を起ち上げようと思ったか?本日は是非、その内容を皆様にも共有
させていただきたく思います。

●下記はクラウドファンディング企画文からの抜粋となっておりますので是非、興味をお
持ちの皆様はご確認下さいませ。(賛同して寄付をご検討いただける云々に関わらず、
「同じ介護事業者でこんな動きをされている方もいるんだ」と元気・エネルギーを感じて
いただける有益な内容かとも思います^^)
※下記を飛ばし、いきなりクラウドファンディングのページを確認されたい方はこちら

https://camp-fire.jp/projects/view/573498

(以下、クラウドファンディング企画文からの抜粋です)

●初めまして。あきた創生グループ 総括責任者の伊藤要平(いとうようへい)です!弊社
は、日本一高齢化が進む秋田県(内閣府「令和元年版高齢社会白書」を参照 ) において、
5つの介護事業所を経営しています。それぞれの施設で働く人々がチームとして互いを支え
あい、「心」の視点を学ぶことで、地域社会の未来をつくることを目指しています。

●これまでには、関係人口の増加によるファンづくりやICT導入による業務効率化、働き
方改革などに取り組んできました。その中の一つに、外国人技能実習生の受け入れがあり
ます。

●当社では、インドネシアの技能実習生3名を2020年から受け入れています。その後、毎
年受け入れる予定でしたがコロナ禍で中断。ようやく状況が変わり、5月には新たに5名が
日本に来る予定です。

●それぞれが夢を抱き、はるばる日本にまで来て働く彼女たち。利用者様や働くスタッフ
に対する思いやりの心、他者の良いところを吸収する姿勢から、私たちも学ばせてもらう
ことが多いです。

●ただ、一部の技能実習生が劣悪な労働環境下で働かせられていたり、最低賃金を下回る
給与で働かせられていたり、といったニュースをよく見かけます。技能実習生を対象とし
た派遣ビジネスも出てくるなど、一人ひとりを「人(個)」ではなく、「労働力(数)」
としてだけで見る事業者がいることを私たちは危惧しています。

●そこで今回、同じような想いを持つ人々とオンラインコミュニティをつくり、業界にナ
レッジを蓄積させることで、技能実習生が安心して学び、働き、生活できる環境づくりを
少しでも進めていきたいと思っています。

●オンラインコミュニティでは、これから秋田に来る技能実習生と、弊社の想いに共感し
てくれた全国の介護スタッフが交流できる場にしていけたらと思っています。オンライン
上で気軽にコミュニケーションできるようにする他、2か月に一度、交流会を開催する予
定です。

●交流会では「日本の文化(マナー)」や「先輩実習生から生活と仕事のアドバイス」な
ど毎回テーマを決め、技能実習生から発表してもらいます。その内容を聞いた参加者の方
からは質問をしてもらったり、アドバイスをもらったりしながら、技能実習生には日本語
の勉強と仕事の不安解消につなげてほしいと考えています。

●交流会では、弊社がこれまで技能実習生を受け入れる中で工夫してきたこと、得られた
学びのシェアなども、日本人スタッフから共有していきます。例えば、技能実習生と日本
人スタッフのコミュニケーションには、ビジネスチャットツールの「LINE WORKS」を活
用。LINE WORKSの翻訳機能を使いながら細かいニュアンスを伝えられるようにしたり、
何か困りごとがあったらすぐに相談したりできるような体制を整えています。

●また、3月からは「実務者研修」修了をサポートする外国人職員向け学校「ケアカレッジ
あきた」を秋田で開設しました。介護福祉士試験を受けるためには、3年以上の実務経験に
加え、実務者研修の修了が必須です。しかし、外国人介護職員にとっては日本語で研修を
受けること自体が難しく、資格取得の大きなハードルとなっていました。

●そこで、株式会社ガネット、一般社団法人国際介護人財組合と共同で、実務者研修の修
了をサポートする外国人向け地域応援スクールを作ることにしたのです。技能実習生は3年
間の実習期間を終えると、一度母国に帰らなければいけません。その後は本人の意向によ
りますが、2年延長することも可能です。その間に介護福祉士を取得できれば、さらに5年
まで日本に滞在できる仕組みとなっています。

●資格取得は本人にとって自信になりますし、中には日本への移住・定住にもつながる可
能性があると考え、始めることを決めました。ケアカレッジ運営を通して得られた学びな
どもシェアすることで、技能実習生を受け入れる施設経営者や介護スタッフの方が、自社
の環境を考えるうえで参考になったら嬉しいです。

●いただいた支援はコミュニティ運営にかかわる諸経費、人件費、マーケティング費、ク
ラウドファンディングの手数料に使わせていただく予定です。技能実習生はコロナ禍の影
響でなかなか来日が叶わず、本来その間得られていた収入が、途絶えてしまっていました。
そうした文脈から、技能実習生にはコミュニティに参加するうえでの準備や当日の稼働に
ついて、時給ベースでの給与をお支払いできればと思っています。

●第1回の交流会は、6月の開催を予定しています。外国人(技能実習、特定技能)が安心
して学び、働け、生活できる環境を一緒に創りましょう!

●・・・・以上、長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!上記内容に興味をお
持ちいただいた皆様は是非、下記ページに飛び、詳細(支援額のバリエーション及びリタ
ーンの確認等)をご確認下さいませ。僭越ながら、志を一にする全国の事業者が出会い、
互いを高め合う機会が一つでも生まれることを私自身、祈っています!

https://camp-fire.jp/projects/view/573498

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日の午前中は、仙台市内のホテルにて、

早朝からのオンラインミーティング3件を行い、

終了後に一路、宮城県の古川市へ。

古川市内で障がいサービス事業者様との打合せを行った後、

全国5社の介護事業者が集うミーティングにオンラインで参加し、

最終便で仙台空港から羽田へ戻ります。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。