[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1576]

“選択と集中”もう一つの好事例を思い出しました^^

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

“通いの場”

に関する行政施策の方針の大枠が見えてきましたね。

関心をお持ちの方は、下記をご確認下さいませ。

第3回一般介護予防事業等の推進方策に関する検討会

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000202420_00022.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■“選択と集中”もう一つの好事例を思い出しました^^
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●「選択と集中」を更に理解するための事例として、読者様からのフィードバックをもとに
カプセルホテル「ナインアワーズ」についてご紹介させていただいた昨日のメルマガ。その
後、電車に揺られながら東京都心を移動している際、ふとあるホテルが目に入り、「待てよ。
ナインアワーズも勿論いいけど、そのホテル自体知らない人も多いかもしれない。それより
も、もっとイメージしやすい事例があったよな」と思い出す機会がありました。

●その事例とは、恐らく多くの方がご存じであろうホテルチェーン“スーパーホテル”。出
張中のビジネスマンにターゲットを絞り込み、“客室に電話を置かない”“ノーキー・ノーチ
ェックアウトシステム”等のユニークな仕組みにより低価格のサービス提供を実現しつつ、
その一方で

●“安全・清潔・ぐっすり眠れる”、特に“ぐっすり眠れる”ことに経営資源を集中させ、
「1円あたりの顧客満足度ナンバー1」という興味深い目標に取り組み続けておられる等、
我々経営者にとって“気付きの宝庫”と言っても過言ではない様々な取り組みが以前より注
目を集めています。

●その具体的な取り組みとして例えば、2014年に発刊された「5つ星のおもてなしを1泊
5,120円で実現するスーパーホテルの「仕組み経営」」という本には次のような説明が為さ
れていました(下記)。

●「ベッドは創業当初から大きめのものをそろえ、ここ数年に出店した店舗では幅1.5セン
チメートル、長さ2メートルというダブルサイズの大きさにしています。硬さについても、
比較的柔らかいものと硬いものの2タイプをご用意しています」

●「枕は、硬さ・高さ・素材の異なる7種類をとりそろえ、ロビーに設置した「ぐっすりコ
ーナー」で、お客様が好みのものを選べるようにしています。防音への配慮も怠っていませ
ん。先ほど述べたようにスーパーホテル外観はいたってシンプルですが、外壁も隔壁も防音
設計になっています」

●「客室の扉の周りにはゴムパッキンをつけ、廊下からの音が入ってきにくいようにしてあ
ります。室内の静かさは図書館レベルです。冷蔵庫も、「ジーッ」と鳴る音で眠りを妨げな
いように静音タイプのものを置いています。マットレス、スリッパなどについても改良を繰
り返しており、疲労回復効果があるものやリラックス効果を高めるものを開発し、採用して
います」

●「快眠と健康促進についての科学的な研究を進めるため、大阪府立大学の健康科学研究室
と提携して「ぐっすり研究所」という機関を設立しました。(中略)同じ人がスーパーホテ
ルとシティホテルに泊まって、どちらが深く眠ることができるかという実験もやりました。
脳波を測定した結果、スーパーホテルに泊まったときのほうが、深く眠っている時間が16
分長いことが分かりました」

●「「宿泊品質保証制度」を採用し、「ぐっすり眠れなければ、宿泊料金は全額お返しします」
と宣言しています」・・・・

●・・・・さて、上記内容、皆様はどのようにお感じになりましたでしょうか?「顧客や市場環
境を見据えた上での“選択と集中”」少しでも心に引っ掛かりを感じられた方は一度、時間
を取り、あらためて自社の今後について考えてみていただいても有意義かもしれませんね
^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は東京都心にて、

デスクワーク&打合せが続きます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。