[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1570]

新規事業を検討されている経営者様には参考になるかもしれません^^

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

「日本人の人口、10年連続減少」

「43万3239人減で、過去最大の減り幅」

「昨年1年間の出生数は92万1000人で過去最少」

・・・・

7月10日に発表された、

「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数
(平成31年1月1日現在)」

の一部です。

都道府県別等、詳細なデータも公表されていますので、

関心をお持ちの皆様は下記をご確認下さいませ。

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei02_02000193.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■新規事業を検討されている経営者様には参考になるかもしれません^^
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●先日、関西地区の介護経営者(A社長)と意見交換させていただいた時の事。話が新規
事業に及ぶ中、その判断基軸について議論を行った際にふと、某社(後述)が事業転換時
に考えたと言われているキーワードを思い出し、その内容をお伝えさせていただいたとこ
ろ、

●「とても明快な判断軸ですね、社員にとっても分かりやすいですし。参考にしつつ、当
社としても自社らしい判断軸を考えてみます」という、とても嬉しいコメントをいただく
機会がありました。

●この内容、ひょっとすると本メルマガにお付き合いいただいている皆様の中にも何らか
の“気付き”“ヒント”を感じ取っていただける方がいらっしゃるかもしれない?という想い
のもと、

●本日は是非、A社長にお伝えさせていただいたキーワードを皆様にも共有させていただ
きたく思います。以下、富士フイルムCTO 戸田雄三副社長のインタビュー記事「「事業
大転換」成功に必要なもの」から、「どういう視点で新規事業を始める判断をしています
か」という問いかけに対する同氏の回答部分の抜粋についてです。

●「「やれそう」「やるべき」「やりたい」を考えています。最初に「やれそう」を考え
ます。自分たちの持っている技(ワザ)から発想します。コアコンピタンスをロジカルに
考えて、何が「やれそう」かを把握します。自社の持っている技術を理解することと同時
に、他社と比べたときの競争力も知っていなければいけない」

●「得意技とする技術にもランクがあります。これはすぐに他社にキャッチアップされるか
ら競争力は続かないとか、これは簡単には追いつけないから競争力があるとか、そうしたこ
とまで含めて情報を持っていないといけません。研究者が井の中の蛙では駄目ということ
です。他社の技術力を含めて俯瞰的に見られる研究者でなければなりません」

●「次に「やるべき」です。次の市場候補を挙げたら、参入すべき領域を決めるわけです。
富士フイルムの場合はヘルスケアや化粧品でした。ここでは自分たちの技術で、新しい付加
価値を創出できるかどうかを考えます。既存のプレーヤーが実現できていない価値を自分
たちの技術で市場に提供できれば、その市場で勝てると判断するわけです。最初の「やれそ
う」がテクノロジープッシュであるのに対し、その次の「やるべき」はマーケットプルです」

●「バイオ医薬品は、工程が複雑で非常にデリケートな分野です。だからプレーヤーは少な
く、まだ手がつけられていない技術領域が無限大と言ってもいいほどあるのです。富士フイ
ルムが参入するのにふさわしい市場と言えます。でも、いきなり全面展開は容易ではありま
せん。そこでどこから手をつけるか、技術を生かしやすい出口はどこか、戦略を練るわけで
す」

●「最後の「やりたい」は、最も大切です。社会的視点が必要で、大義ある利益がなければ
事業が成り立ちません。担当者の個人的な「やりたい」も必要ですが、それより企業が何を
やりたいかを考えます。企業の一員として何をやりたいかです」・・・・
※抜粋元記事

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO20507790Z20C17A8000000/

●・・・・さて、上記抜粋、皆様はどのようにお感じになりましたでしょうか?「企業として
の“理”“利”“情”、全てを包含できるビジネスモデルを追求する」少しでも心に引っ掛かり
を感じられた方は一度、時間を取り、少し掘り下げてみていただいても有意義かもしれま
せんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、日中は島根県にて、

「“買い物リハビリ”視察ツアー」

を開催。

終了後、最終便にて明日の仕事場である神戸へ
向かいます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。