[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1488]

宅急便のアイデアを更に“現実化”させたアイデア。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

今月4月15日(月)に開催予定の

“ショッピングリハビリ(買い物リハビリ)視察&研修会”。

本会の視察会である

“ひかりサロン雲南(島根県雲南市)”

の取り組みが、先日の日経オンラインで採り上げられて
いたようですね。

関心をお持ちの皆様は、下記をご確認くださいませ

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43114500Z20C19A3962M00/

※本視察会の詳細・お申し込みはこちらからどうぞ

https://carebp.com/tour2019/

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■宅急便のアイデアを更に“現実化”させたアイデア
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●昨日ご紹介させていただいた“宅急便”創出の事例と、そこから学べる“示唆”としての抽象
化(概念化)能力の話。その後、本メルマガにお付き合いいただいている首都圏地区の介護
経営者様(A社長)より、

●「ヤマト運輸のビジネスモデルのヒントは吉野家やJALパック“以外にも”在った、と書かれ
ていましたが、例えばそれはどのようなものだったのでしょうか?」というご質問をいただく
機会がありました。

●様々なものからヒントを得、組み合わせてつくられた“宅急便”。そんな中、“吉野家”“JALパ
ック”と並んでよく語られているのが、“郵便局”ではないかと思われます。

●宅急便より以前から存在していた“郵便小包”という商品。この商品が浸透した成功要因の一
つとして、“郵便局”という拠点の存在に依るところが大きかったことは間違いないでしょう。
郵便局は全国津々浦々に拠点があり、そこに荷物を持ち込む、という行為は、当時の日本にお
いても“日常茶飯”と言っても過言ではないほど、浸透していました。

●一方、それに対して“宅急便”には郵便局のような、日常生活に身近な“拠点”がありません。
「郵便小包の“郵便局”に変わるような拠点を何とか作れないだろうか?」そんな考えのもと
に生まれたのが、「郵便局の代わりに、地域の酒販店に取り次ぎ店になってもらう」という
アイデアでした。

●「酒販店は全国くまなく存在しており、しかも郵便局より便利な一等地にある。そこに“宅
配便”ののぼりを提供し、取次手数料をお支払いする形を取れば、酒販店にとっては荷受けす
るだけで手数料が見込め、新たな収益源が生まれることになる。また、荷物は酒販店に持ち込
んでもらっても良いし、」

●「家庭へのお酒の宅配ついでに宅急便の“集荷”を行っても良い。加えて、宅配ついでに宅急
便荷物の“配達”まで行えば、手数料は更に上乗せされることになるし(しかも、酒配送用のト
ラックに混載して運べばよいので輸送コストもほぼかからない)、郵便局以上の利便性を顧客
に提供することが出来るようになる」

●「一方、ヤマトにとっても全国の酒販店と提携し、各拠点に“宅急便”ののぼりを立てることが
出来れば、宅急便事業の“認知度向上”は勿論、集配効率も格段に高めることが出来る。この連携
は互いに“WIN-WIN”になるのではないか?」画してこの取り組みは大当たりすることとなり、
宅急便が日常生活に浸透していく大きな原動力になったそうです。。。。。

●・・・さて、上記発想、皆様はどのようにお感じになられましたでしょうか?「自社革新のヒント
は、世の中に様々、転がっているかもしれない」少しでも心に引っ掛かりを感じられた方は、一
度、時間を取り、ヒントになりそうなネタを先ずは精度を問わず、箇条書きにしてみても面白い
かもしれません。ひょっとするとそこから今までの延長線上ではない、画期的なアイデアが生まれ
てくる、なんてことがあるかもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、昨日に引き続き、岐阜市内で

画期的な生産性向上策に取り組み、

組織の活性化と共に業績向上を実現されている
介護経営者様にインタビューを実施。

終了後、夜の打合せの為、大阪に入ります。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。