[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1239]

10年前にうかがった話を思い出しました。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

介護の業界とは全く関係ありませんが、

昨日、ちょっと

“ほっこり”

する記事を目にしました。

私と同様、

“ほっこり”

したい方は是非、ご覧くださいませ^^

奈良のとんかつ店が行う“無料食堂”の張り紙に
「泣けてくる」「胸いっぱい」の声、店長に聞く

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180513-00014029-otonans-soci

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■10年前にうかがった話を思い出しました。
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●先日、首都圏地区の介護経営者(A社長)と意見交換させていただいた時の事。「人間と
して成長する為に、如何にして精神力を鍛えるか?」という、かなり抽象度が高いテーマに
ついて議論を行っていたのですが、そんな折、ふと10年ほど前に参加した講演会でうかがっ
た話を思い出し、「そういえばこんな話を聞いたことが、、、」とお伝えさせていただいた
ところ、

●「・・・・深い話だね」という、とても嬉しい反応をいただくことが出来ました^^ひょっと
するとこの話、皆様の組織の中でも活用いただける話かもしれない?という想いのもと、是
非、本日のメルマガでご紹介させていただきたく思います。有名な登山家、小西浩文氏の講
演会でうかがった話についてです。

●小西氏は世界に14座しかない8,000m級の山々の内、6座を無酸素(!)で登頂したという、
強靭な精神力と体力を持ち合わせた正に“超人”と呼んでもおかしくないような方。登山にかけ
る情熱そのままにとても熱い内容の講演が繰り広げられ、当時、末席に座って話を聞いていた
私にもそのエネルギーがビンビン伝わってきたことを今でも鮮明に覚えています。

●その後、大きな拍手と共に講演会は終了。「何か質問はありますか?」という司会者の方
の声が響く中、恐る恐る手を挙げた女性の方がいらっしゃり、その方が小西氏に次のような
質問を投げかけた次第です。

●「お話を聞かせていただき、ただただ圧倒されるばかりでしたが、大変お恥ずかしいこと
に、私は小西さんのような強い精神力を持ち合わせた人間ではありません。こんな私でも、
心を強くする方法は何かあるのでしょうか?」・・・・非常に答えずらい質問だと思いませんか?
しかし、その時の小西さんの答えは、今でも私の心に鮮明に残り続けるほど見事なものでした。

●「あなた、今、腹筋は何回出来ますか?」小西さんはいきなり質問を投げかけました。
唐突な流れに少し戸惑いつつも、その女性は、「私は腹筋が弱いので、恐らく2~3回ぐらい
しかできないかと、、、」

●その反応を聞いた後、小西さんはその女性に対して次のような言葉を投げかけました「分
かりました。では、私からあなたに提案があります。今はせいぜい2~3回しか出来ないと
のことでしたが、何とか3カ月以内に10回出来るようになるよう頑張ってみませんか?
先ずは、今までの限界であった3回をクリアーした後に、もう1回だけ、何とか頑張って付
け加えてみましょう」

●「そして、それを何日も何日も続けてみて下さい。そうすると、4回の腹筋がだんだん当
たり前に出来るようになってくるでしょう。その次は是非、もう1回加えて、5回が当たり
前に出来るようになるまで頑張ってみて下さい」

●「そして、次は6回、次は7回、というように、一歩ずつ、着実に頑張ってみて下さい。
「そうやって一生懸命頑張って、見事、目標の10回が達成できた時、あなたの心はあなた
が願わなくとも自然に強くなっていますよ。大丈夫、きっと出来ます。頑張って下さい」・・・・

●さて、上記やり取りの内容、皆様は如何思われましたでしょうか?私同様、少しでも“感じ
る”ところがおありだった方は、「この話からどんな気付き・示唆が得られるだろうか?」
「自社の職員にどのような視点で話が出来るだろうか?」そんな言葉を自問自答しつつ、一
度、時間をとって紙に書き出してみても面白いかもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、クライアントとの定例ミーティングのため、

群馬県南部の某市へ。

終了後は明日の仕事場である名古屋へ向かいます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。