業績向上のヒント

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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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本メールは名刺交換、セミナー、問合せ等を通じて原田匡と接点があった
介護事業者様に送信させていただいております。
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こんにちは、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。

昨日、4月11日は、

“志を持って介護事業者の経営をサポートしたい”

とお考えになっている全国の会計事務所ネットワーク

「C-MAS(介護事業経営研究会)」

に所属されている会計士・税理士の先生に向けて
研修を行っていました。
(4月11日・12日と2日間連続、合計12時間。
講師にとっても“気合”の集中研修です(笑))

テーマは、

「介護事業者の業績改善を、会計事務所として
どうサポートするか」。

過去、数千の介護事業者と触れ合い、意見交換
してきた中で見えてきたもの、及び、私自身、
自社で試行錯誤しながら進めてきたものを混ぜ
合わせ、

その中から、特に介護の業績改善に有益だと
思われる11の手法を会計事務所の先生方に
お伝えし、

それらを活用して顧問先の介護事業者をサポート
していただくことをゴールに進めています。

その中から、今日のメルマガでは、皆様にも
業績改善のヒントになるであろうポイントを
1つだけピックアップしてお伝えさせていただきます。
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私は仕事上、

「我が社の営業ツールの改善ポイントを
教えて下さい」

と依頼を受け、パンフレットなどを預かる
ことがあります。

施設の写真や目を引くキャッチコピー、
会社情報などがデザインされ、

非常に見やすいものに仕上がっているが、
何故かご利用者の獲得につながらない。

何故でしょう?

という趣旨のご相談なのですが、

実は、そのような会社には共通の致命傷が
あります。

それは、

「顧客の「感情」が全く理解できていない」

という事実です。

ご利用者やご家族は事業者に対し、本当は、
どんな情報を求めているのでしょうか?

それは、

(1)あなたは私にどんなメリットを提供してくれるの?
あなたは本当に私の悩みを解消できるの?

(2)あなたが「私にメリットを提供出来る」「私の悩みを
解消できる」と言うのなら、私がその言葉を信じる
ための証拠や事実はあるの?

という2点に他なりません。

極端な話、この「私にとってのメリット」と
「そのメリットが確実に獲得できると感じる
ことができる証拠(事実)」以外は、

不必要と言っても過言ではありません。

これらを明快に表現出来れば、それだけで
皆様の会社の魅力はグッとますことになります。

ここで、よりイメージをつけてもらうために、
1つ実際の介護事業所の例を挙げて考えてみましょう。

ある会社は、自社のウリを次のように表現し直しました。

(変更前)
私たちは、ご家族の奥底にある本当の気持ちをしっかり
受け止め、その気持ちに寄り添った最高のケアを提供して
います。

(変更後)
私たちは、どの事業所よりもご家族の気持ちに寄り添う
ことができる自信があります。
社員の70%以上が自分の親の介護を経験し、
その内、60%以上が親を看取った経験がある私たちの
事業所に是非、ご相談下さい。

「うちの会社は、家族の想いに寄り添うことにかけては
絶対に自信がある」

と話して下さったある女性経営者の事例です。

これはこれで素晴らしいこだわりなのですが、
自分自身をそのようにアピール・自画自賛する
ことは誰にでも出来る話ですし、

正直なところ、それが事実かどうかも分かりません。

そこで私は尋ねました。

「素晴らしい特長だと思います。ただ、社長の
自信を裏付ける「証拠」「事実」は何かありますか?」

しばらく黙りこんで考えた社長は、

「少し宿題にさせて下さい」

と言われました。

そしてその後、「事実」「証拠」を探るべく、社内を
調べたところ、

「自社の社員の内、7割が親の介護を経験している。」
「その内、6割が親を看取った経験がある」

という大きな「事実」を表現することに成功しました。

この「事実」こそが、社長の自信に対する何よりの
根拠だったのです。
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如何でしょう?

これにより、ご家族に対するアピール力が圧倒的に
変化したことは、皆様にも十分ご理解していただける
のではないかと思います。
(実際のツールでは、この言葉の下に写真と家族・
ご利用者に対する想いが書かれており、更に魅力的な
ものになっていました)

我々は目に見えないサービスを提供しています。
だからこそ、ご利用者やご家族が安心して

「この会社なら大丈夫」

と安心できるような

「事実」「証拠」「データ」

を見出し、目に見えないサービスを
“見える化”する必要があるのです。

是非、自社内に眠っている
「事実」「データ」「証拠」を徹底的に
掘り下げてみて下さい。

あなたのサービスの見え方が180度
変わるはずです。

以上、何かのお役に立てれば幸いです。
それでは、今日も1日、お互いに頑張って
まいりましょう!
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CB-TAG(シー・ビー・タッグ)
(介護経営総合研究所)

◆運営会社:株式会社タッグ
〒532‐0023
大阪市淀川区十三東1-20-3 
ザ・グランドビューオオサカ1602

メール:info@cb-tag.net
URL:http://cb-tag.net/
TEL :06-6306-6567 
FAX:06-6306-6568     
           ~Visionary Care Company~

社会貢献と利益創出の両立に真剣で、成長・進化を目指す介護事業者に、
業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
活性化の中心的存在となる。
それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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※このメールに書かれた内容の無断転載、無断複製については、原則OKと
 します。また、その際は、「介護経営エナジャイザーの原田匡によると」
 と一言付け加えていただければ嬉しいです。後は、皆様の良心にお任せ
 します。
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