[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2546]

選択肢が人生を変える

みなさん、おはようございます!
金曜日の担当、ケアビジネスパートナーズの尾添です。

皆さん、選択肢ってあったほうが良いですか?
最初から「これしかないわ」と決まっていた方が良いですか?
今日は、そんな選択肢に関する話です。
とはいえ「チョコレートケーキにしようかなぁ、チーズケーキにしようかなぁ」みたいな選択
ではありません!
ここ最近見聞きした場所や人を思い返し、人生における選択肢について考えたことを書き留め
ました。

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というわけで、さっそく本日のメルマガです!

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■■選択肢が人生を変える
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◆かつてテレビで多くの冠番組を持ち、視聴率キングと呼ばれた島田紳助さん。
覚えていらっしゃいますか?
そのトーク術は見る人を惹きつけ、まさに芸能界の頂点にいた2011年に突然引退された時
にはとても驚いたのを覚えています。
巧みな話術で機関銃のように喋くり、頭の回転どうなっているんだろうと思ったものです。
多くの名言も残されており、著書はベストセラーになりました。(私も何度も読み返しました)

◆そんな島田紳助さんが、とあるテレビ番組で語った『子供が勉強をするべき理由』という話
が記憶に残っています。
ずっと昔のことなのでその記憶は曖昧なのですが、勉強熱心な娘さんとのやりとりで、その娘
さんが紳助さんの「そんなに毎日勉強ばっかりして何になんねん!」という問いかけに答えた
話です。
娘さんは、こう答えたそうです。

「人生の選択肢が増えんねん!」

◆娘の言葉に大いに感動した紳助さんは、その後、その言葉を体現している人に何人も出会っ
たそうです。
いや、気がつくようになったそうです。
人がうらやむような有名大学を卒業しながら選んだ仕事を「なんで?もったいないよ」と言わ
れている人たち。
でもその人たちはみんな
「出来ることはたくさんあるけど、その中から今の仕事を選んだんです」
と言うそうです。
例えが良いかは分かりませんが、1万円を持っている人と千円を持っている2人がいる場合、
前者は3百円のものでも9千円のものでも“選んで”購入できますが、後者はどんなに欲しく
ても千円を超えるものは選べません。

◆今年に入ってCBPの視察会で訪れた場所、そして話を聞いた人の言葉を思い出します。
障害者雇用のパイオニアとして、単に居場所ではなく高い目標に向かって共に働く機会を提供
されているオムロン太陽株式会社の辻社長。
そして先週に訪問した、高齢化率50%の町でシニアを巻き込んで葉っぱビジネスを展開し、
いくつになっても働ける機会を提供されている株式会社いろどりの横石社長。
障害者・高齢者が仕事で自身や家族の生活を支え、そして納税するという姿が“当たり前”と
いう環境を目にしたことを振り返った時に『選択肢』という言葉が浮かびました。
創り出しているのは“機会”であり、そして“選択肢”なんだなぁと。

◆勉強した人と、そうでない人
◆挑戦した人と、そうでない人
◆考えた人と、そうでない人
得た選択肢は、きっとその後の人生に影響を与えますね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

私たちの業界において自立支援とは、自己選択・決定・遂行をサポートすること。
チョコレートケーキかチーズケーキかを選んでもらうことではない、その方の人生における
選択肢の提案・提供ができているんだろうか、そんなことを考えながら本日のメルマガを
終わります。
(ちなみに、私はチーズケーキ一択です。)

みなさん今週もお疲れさまでした!
素敵な週末をお過ごしください!!