[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2181]

タクシー運転手さんとお話してあらためて感じたこと。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

関東地方の地震、

特に関東圏にお住いの皆様は大丈夫でしたでしょうか?

当該地域の皆様はくれぐれも、くれぐれも余震等お気を付け下さいませ。
(私も朝一番の飛行機で博多から東京に戻ります)

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■タクシー運転手さんとお話してあらためて感じたこと。
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●先日、出張先の駅から移動しようとタクシーを利用した時の事。手を挙げて止まってくれ
たタクシーは東京オリンピックを前に大幅に増車された、車いすの方でも乗車可能な種類
のものでした(このタイプの車、いつもキャリーケースを持ち歩いている私としてもトラン
クにいちいち入れる必要がないのでとても助かるのですが^^)。

●行き先を告げ、話好きな雰囲気の乗務員さんと和やかに会話を交わし始めて5分ほど経
ったその時。「なるほどなぁ…」とあらためて考えさせられる話を伺う機会がありました。
それは、

●「何故、車いすの利用者が快適に乗れる空間設計になっているのに、そのような方々を乗
せるのに躊躇してしまうのか」・・・・運転手さんから伺った話をそのままお伝えさせていた
だきます。

●「いやぁ、私もこのタクシーに乗るようになってから、社会的意義もあるので積極的に車
いすのお客様を乗せていこうと考えたんですけどね。でも、乗降の時間など含め、車いすを
利用されない皆様と比較するとどうしても一定の時間がかかってしまうんです。いや、別に
それが嫌とかそういう話ではないですよ」

●「ただほら、我々ってお客様もご存じの通り、売上に対する歩合で給料が決まるわけじゃ
ないですか。誤解を恐れずに本当に申し訳ない言い方をしてしまうと、そうなるとどうして
も、車いす利用ではない方々を優先したい気持ちが出ちゃうんですよね」

●「勤務時間は限られている訳で、その中で何人のお客様を乗せ、幾らの売上を上げられる
か?が自分たちの給与に直接跳ね返ってくる。私も一家の大黒柱として稼がなければなり
ませんし、、、ホント、車いすを利用されているお客様には申し訳ない想いなんですけど
ね・・・・」

●・・・・さて、上記内容、皆様はどのようにお感じいただけましたでしょうか?「社員に動き
を変えていこうとするならば、“経営側目線の理屈”のみならず“社員側目線の理屈”に沿
った仕組みを構築することも必要ではないか・・・・?」・・・・

●少しでも心に引っ掛かりを感じていただけた方は一度、時間を採り、自社を振り返ってみ
ていただいても悪くないかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、朝一番の飛行機で東京へ移動。

午前中はデスクワークを行い、

午後は、私も顧問を担当させていただいている

“介護特化会計士ネットワーク”

C-MASの全国大会に参加します。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。