[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2073]

あらためて身が引き締まりました~日々の会話から得た雑感~

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

厚生労働省は21日、

今年度の介護報酬改定をめぐる疑問に答える

“Q&A”

第7弾を公表しましたね。

関心をお持ちの皆様は、下記をご確認下さいませ。

https://www.mhlw.go.jp/content/000771346.pdf

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■あらためて身が引き締まりました~日々の会話から得た雑感~
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●日々、オンライン・オフラインを問わず全国様々な介護経営者の皆様とお会いさせていた
だき、議論・意見交換をさせていただいている私ですが、最近、偶然にも立て続けに同じ質
問をいただく中、

●「今こそ、経営者の踏ん張りどころ・頑張りどころだよなぁ」と感じると共に、私自身、
益々自らの身・想いを引き締めて努力していかなければ、とあらためて“武者震い”する機
会がありました。ちなみに、立て続けにいただいた“同じ質問”とは次の通りです「原田さ
ん、我々は今後、何をやればいいと思いますか?」・・・・

●この質問をされる経営者の方には、すべからく、「このままでは5年後、10年後のイメー
ジが描けない」「職員や利用者を抱えている経営者として、彼らを守っていけるのか、不安
でしょうがない」という強い想い(危機感)が背景にあるようです。

●上記の質問をうかがう度、私の頭の中には「介護保険の“罪作り”的側面が出てきている
なぁ」という、溜息交じりの想いが浮かんできます。語弊を恐れずに申し上げるなら、「国
の言うことを忠実に守っていれば、事業を継続できるだけの財務基盤を創ることが出来る」
という時代が長らく続いてきたことによる弊害、と換言できるかもしれません。

●上記のような状況が長らく続いた結果、“経営”というより“運営”思考の経営スタイル
が確立され、大変厄介なことに、それこそが“介護経営”だと思い込んでしまっている(様々
なメディアもそう論じてしまっている)・・・・

●ご質問をいただく皆様全員、今まで本当に真剣に事業に取り組まれてこられた方々であ
ることが会話からもヒシヒシと伝わってくるが故に、一層、やるせなさを覚えてしまいます。

●釈迦に説法な話で恐縮ですが、「何をやればいいですか」という言葉の背景には、経営と
して最も重要・原点でもある「何がやりたいのか」「何を実現したいのか」という問いが抜
け落ちてしまっています。「目的」が明確にならない中で方法論の議論を行うのはそもそも
不可能であり、不毛です。

●一方、会話を重ねる中、そのような質問をされる皆様が、「何がやりたいか」「何を実現し
たいのか」に対する答を持っていない、とは私自身、全く思いません。皆、それに対する答
はお持ちなのだけど、それに自分自身が「気付いていない」或いは「気付いているけど言語
化出来ていない」という状況なのではないでしょうか。

●「全国で真面目に頑張っている介護経営者の少しでもお役に立つことが出来れば」そんな
想いで日々、本当に拙いメルマガを書かせて頂いたり、全国で意見交換をさせていただいて
いる私ですが、

●「私自身、より一層、そういう皆様のお役に立てるように自分自身を磨き続けなければな
ぁ」とふと思い、繰り返しになりますが“武者震い”を覚えた、そんな出張中の一時でした。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、大阪市内で2件の打合せ。

午後は名古屋へ移動し、打合せを済ませた後、

東京へ戻ります。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。