[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1527]

コスト削減を検討するにあたり、最も効果的な視点とは。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

「分野横断的な「丸ごと相談」を全国に整備へ
厚労省、共生社会実現へ夏にも具体策」

・・・・

「ようやく動き出すのか」

という感覚で上記タイトルを読みました^^

関心をお持ちの皆様は、下記をご確認くださいませ。

https://report.joint-kaigo.com/article-11/pg593.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■コスト削減を検討するにあたり、最も効果的な視点とは。
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●先日、東海地区の介護経営者(A社長)と意見交換させていただいた時の事。話題が利
益体質強化に移る中、重要テーマの一つとして“コスト削減”がテーマに挙がったのですが、

●そのやり取りの中でふと思い出した、とある名言と事例があり、それらをA社長にご紹介
させていただいたところ、「そのような視点は持っていませんでした。早速、見つめ直して
みます」という、とても嬉しいフィードバックをいただく機会がありました。

●この内容、ひょっとすると本メルマガにお付き合いいただいている皆様にも何らかの“気付
き”“ヒント”をご提供出来るかもしれない?という想いのもと、本日は是非、A社長にお伝え
させていただいた内容のエッセンスを皆様にも共有させていただきたく思います。以下、ご
確認くださいませ。

●「コスト削減の最も効果的な方法は、活動そのものをやめることである。コストの一部削減
が効果的であることは稀である。そもそも行うべきでない活動のコスト削減は、意味がない」
・・・・何とも重要な示唆を残してくださったのは、かの有名な経営学者、P・F・ドラッカー氏だっ
たと思います(私のメモによると、“創造する経営者”という本の中のくだりだったと思います)。

●このくだりに出会ったとき、「正にこの言葉に見合う事例だな」と真っ先に私の頭の中に思い
浮かんだのは、女性だけの30分健康体操教室として有名な全国チェーン“カーブス”。カーブスは
展開当初より、フィットネス業界にとって最も混雑するであろう“夜間”“日曜”の営業をやらない、
という意思決定をしていました。

●主なターゲット層が主婦であることを考えると、夜間・休日の需要はそれほどないであろう
(=家庭での用事に忙しい?)、という見込みに加え、この意思決定により、「女性が中心のスタ
ッフに夜間・休日は休んでもらうことが出来る(=従業員確保や従業員満足の面でもプラスに機能
する)」という、コスト削減以上のメリットを生むことにも成功しています。

●また、もう一つ、事例を挙げるとすると、“セブン銀行”などもその最たる事例と言えるのかもし
れません。個人客向けサービスに徹し、法人向けサービスは一切やらないことにしたことにより、
法人営業に必要な人件費やシステムは一切ゼロに。また、決済に特化し、他の銀行と競合しないモ
デルを構築したため、他行はATM事業をセブン銀行に委託しやすくなりました・・・・

●さて、上記内容、皆様はどのようにお感じになりましたでしょうか?少しでも心に引っ掛かりを
感じていただけた方は一度、時間を取り、自社に何か応用できないか、考えてみても面白いかもし
れませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、朝一番の飛行機で秋田へ移動。

秋田県内某市の社会福祉法人様との打合せです。。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。