[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1305]

最近、来年4月から開始予定の“海外人材施策”についてご質問をよくいただきます。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

暑い中ですが、

また新たな台風(12号)が発生しているようですね。

九州南部と奄美地方、四国地方を中心に非常に激しい雨が
降る可能性が高いとの事。
(30日16時30分時点での情報)

当該地域のメルマガ読者の方も数多くいらっしゃるかと
思います。

皆様、くれぐれもお気を付けくださいませ。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■最近、来年4月から開始予定の“海外人材施策”についてご質問をよくいただきます。
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●最近、様々な地域の介護経営者様よりご質問をいただく“新たな海外人材の受け入れ施策
について(来年4月開始)”。骨太の方針2018の中でも「即戦力となる外国人材を幅広く受
け入れていく」と明記されている事を含め、多くの方々が関心をお持ちになられているよう
です。

●この新たな施策、今秋の臨時国会で議論・可決される予定になっているとのことで、かなり
迅速に整備される計画になっているかと思われます。が、その一方で、「では、具体的にはど
のような仕組みになるの?」という点については、現時点で情報をお持ちの方はあまりいらっ
しゃらない様子。

●と、いうことで、本日は、この“新たな仕組み”の概要について分かりやすく示された過
去の新聞記事がありましたので、本日のメルマガにて是非、皆様に共有・紹介させていただ
きまたく思います。2018年4月11日17時32分に配信された日本経済新聞(オンライン版)
記事「外国人、技能実習後も5年就労可能に 本格拡大にカジ」からの抜粋についてです
(以下、同記事より抜粋。ただし、当該掲載日時点の情報であります事、ご留意下さい)。

●「政府は2019年4月にも外国人労働者向けに新たな在留資格をつくる。最長5年間の技
能実習を修了した外国人に、さらに最長で5年間、就労できる資格を与える。試験に合格す
れば、家族を招いたり、より長く国内で働いたりできる資格に移行できる」

●「新設する資格は“特定技能(仮称)”。2017年10月末で25万人いる技能実習生に、さ
らに最長5年間、就労の道を開く。技能実習は農業や介護などが対象。新設する資格とあわ
せれば、通算で最長10年間、国内で働き続けることができる」

●「新資格で就労すれば技能実習より待遇がよくなるため、技能実習から移行を希望する外
国人は多いとみられる。政府は少なくとも年間数万人は外国人労働者が増えるとみている」

●「技能実習制度とその本来の目的は維持するため、新資格は一定期間、母国に帰って再来
日した後に与える。外国人の永住権取得の要件の一つに“引き続き10年以上の在留”があ
る。いったん帰国してもらうため、技能実習と新資格で通算10年を過ごしても、直ちに永
住権取得の要件にはあたらないようになる」

●「外国人労働者をさらに増やすため、実習修了者と同程度の技能を持つ人にも新資格を付
与する方針だ。既に実習を終えて帰国した人も対象になる見通しで、経験豊かな労働者を確
保できる」

●「新資格の保有者は、より専門性が高い在留資格に変更できるようにする。専門技能を問
う試験に合格すれば、海外の家族の受け入れや、在留期間の更新ができる既存の資格に切り
替えられる」・・・・・・

●更に、上記記載の内容について図解されたものも同記事に掲載されており、こちらもご参
照いただいた方がより理解が進みやすいかと思います。ご参照されたい方はこちらをご確
認下さいませ。

http://carebp.com/file/180411nikkeionline.pdf

●一部の事業者様は既に動きを開始・加速させているものの、本テーマについては「気には
なりつつ、具体的にはまだアクションが起こせていない」という方々が圧倒的大多数ではな
いでしょうか。“人財確保”全体から言えばあくまで“一つの選択肢”にしかなり得ない話
であることは間違いないものの、

●とはいえ、“一つの有益な選択肢”になり得る可能性も無きにしも非ず、です。少しでも
関心をお持ちの皆様は、これを機会に具体的なアクションを検討されてみてもいいかもし
れませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、東京都心で打合せ&デスクワークが続きます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。