[ケアビジネスSHINKA論 Vol.949]

学び深い本に出会いました。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

既報の通り、昨日は東京にて、

“「徹底討論! どうなる?どうする?【混合介護】
介護保険事業との相乗効果、顧客満足創造⇒高収益化の可能性探る」

というテーマのパネルディスカッションを、

私、原田がコーディネーターとして行わせていただき
ました(主催は綜合ユニコム(株)様)。

3名のパネリストの方々のビジネスモデルや切り口が
面白いぐらい異なっていて^^、

その分、ご参加いただいた方々には

“可能性”

を大きく感じていただけたのではないか、

と自負する次第です。

この場で感じた

“気付き”

“学び”

も、今後、本メルマガの中でもお伝えさせて
いただきますね。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■学び深い本に出会いました。
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●昨日は学び深い“記事”に出会った、という話をさせていただきましたが、本日は学び深い“本”に出会った話をご紹介をさせていただきます^^私自身、いつも大変お世話になっており、昨年、「第5回健康寿命をのばそう!アワード」厚生労働省老健局長賞を受賞された(有)ケアサービス米子三代社長よりご紹介いただいた本、“小さくても勝てる~砂丘の国のポジティブ戦略~”についてです。

●著者は平井伸治・現鳥取県知事。鳥取と言えば、「スターバックスが最後に上陸した県」としても有名な様ですが(笑)、人口は57万4千人(2015年10月調べ)と47都道府県で最少。1人当たり県民所得は234万円(同46位)、県内総生産も1,8兆円(同47位)。県政、という意味では、なかなか厳しい数値が並ぶ県のようです(いずれも2013年調べ)。

●上述の通り、データだけ見ると大変厳しい環境にある同県ですが、平井知事は「〇〇はないけど~はある」という“強み発想”で同県の改革に着手。鳥取砂丘にポケモンGOの解放区をつくったり、出身者の縁を辿って幾多郎空港、コナン空港等を企画したり等、大変柔軟かつ大胆な発想で具体的施策を現在進行形で取り組まれている様が記述されている同本ですが、中でも私が「凄いな」と驚いたのは、県南東部に位置する智頭町の移住の取り組みと実績。

●森林面積93%以上というこの町の“強み”を活かした目玉施策として、1954年にデンマークで一人の母親が始めたと言われる“森のようちえん(=自然の中で行う育児)”を町・県のバックアップのもと開始。自然豊かな場所で子育てが出来る環境に魅せられた子育て世代の移住が促進され、2008年には移住者ゼロだったのが、スタートした2009年には1人、2010年には16人、2011年には27人、2012年にも28人、2013年は15人と減少するも、2014年には53人もの増加を実現したそうです(ちなみに同町の2010年の年少人口(15歳未満)は736人(国勢調査、国立社会保障・人口問題研究所(社人研)データより抜粋)だったとのことですので、この数字のインパクトの大きさが分かりますよね)

●「〇〇はないけど~はある」という大きな考え方・軸のもと、保有する“強み”を研ぎ澄まし、マーケティングの視点から具体的な実践・考動、PDCAを繰り返すことで“成果”を創出する。業種・分野は異なれど、我々企業経営者に様々な“問い”を投げかけてくれる良書に出会えたことに感謝したいと思います(ご紹介いただきました三代社長、ありがとうございます!)。

●皆様は最近、どのような本に出会い、どのような“気付き”を得ていらっしゃるのでしょうか?最近は出来ていませんが、過去、定期的に同じ本を読みながら、互いに“気付き”“学び”を共有する「読書会」なるものを複数の経営者(異業種)で行っていたことをふと、思い出しました。ご関心をお持ちいただいた方は、“小さくても勝てる~砂丘の国のポジティブ戦略~”、是非、読んでみても面白いかもしれませんね(宜しければ私にも読後の感想をシェア下さいませ。バーチャル読書会です^^)

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は朝一番から東京都心で重要な打合せ。

終了後、茨城県社協様主催のセミナーで

“これからの社会福祉法人に不可欠な「ミッション(理念)経営」
実践戦略とは?”

というタイトルのセミナーを開催させていただきます。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。