[ケアビジネスSHINKA論 Vol.904]

〇〇志向で採用プロセスを根本から見つめ直す(その2)。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

週末はホント久しぶりに、

義理の両親と共に1泊2日で箱根旅行に
行ってきました。

家内や子供は勿論ですが、

やはり、両親の喜ぶ顔は格別です。

私自身も家族の笑顔と箱根の自然から、

沢山のパワーをもらいました。、

お蔭で、年末ギリギリまでアグレッシブに過ごせ
そうです^^

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■〇〇志向で採用プロセスを根本から見つめ直す(その2)。
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●先日、“顧客志向で採用プロセスを根本から見つめ直す”というテーマでとある事例をお伝えさせていただいたところ、様々な方から好反応をいただくことが出来ました。とても嬉しかったので今日はもう一つ、当時の外食経営者と一緒に考えた“顧客志向の採用活動変革”についての事例をご紹介させていただきます。

●皆様は採用の際、こんな言葉を用いる事はありませんでしょうか?「内定の場合はこちらからご連絡します。連絡が無ければ残念ながらご縁が無かった事とご理解下さい」・・・よく使われる流れだと思うのですが、前回ご紹介した“採用プロセス革新プロジェクト”メンバーからこの部分に突っ込みが入りました。「これって求職者の立場に立ったらどうなのでしょうか?」既にこのパターンに慣れているので何とも思っていないのではないか、という意見もあったのですが、「果たしてこのスタンスでいいのだろうか?」と見つめ直す中、次のような変更をしてはどうだろう、との事で意見がまとまりました。「履歴書を返送すると共に、一言、コメント(面接の際に感じた貴方の強み・アピールポイント(笑顔がとても良いetc))を簡単でいいので付け加えてはどうだろう?」

●これだけでも十分革新的な取り組みだと思うのですが、「時間とお金を使って当社を希望してくれたことに対し、もう少し何か考えられないか?」との議論が更に続く中、とあるメンバーがポツンと一言、言葉を発しました。「例えば、少額だけど、せめてもの気持ちとして、履歴書返送時に商品券を同送する、というのはどうでしょうか?」

●ちょっと行き過ぎじゃないか、という議論も飛び交う中、最終的には“コストのかかる事なので、経営者に意思決定してもらいましょう”ということになり、経営者に答申。その時の(経営者の)言葉は今でもとても印象に残っています。「勿論、感謝の気持ちの表れ、という意味で行う行為だが、同時に、面接を受けに来てくれた人間の心の中にずっと自社の印象が強く残ってくれるかもしれない。次回の採用時にも再度トライしてくれるかもしれないし、お客様として当社を利用してくれるかもしれない。また、このような取り組みを行う事で地域の中で“口コミ”が発生するかもしれない。決して本末転倒になってはいけないが、或る意味、“販促費”と考えられる部分もあるのではないか。やろう。」賛否両論あるかもしれませんが、さすが、経営者の発想だな、と感じた事を今でも強く覚えています。

●“顧客志向”日常的に誰もがよく使うフレーズですが、実は中々、奥が深い言葉だと思いませんか?“顧客志向”を標榜しつつ、企業は往々にして“自分志向”が中心になりがちです。勿論、出来る事・出来ない事はどの会社でもありますが、ともあれ、一度、そんな視点で“採用”“定着”について見つめ直してみても悪くないかもしれません。ひょっとすると新たなブレイクスルーが生まれるかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は朝から都心で全体会議。

その後、とある企業様の組織変革プロジェクト
の内容深耕のため、

更にミーティングが続きます。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。