[ケアビジネスSHINKA論 Vol.880]

ビジョンムービーの実証報告からあらためて感じた“科学”の重要性。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

先週10日、いわゆる

“混合介護”

について、政府が今年度中にも東京都内で解禁する
検討に入った、

という報道が流れていましたね。

賛否両論、特にケアマネジメントの分野からは厳しい
指摘が為されている

“混合介護”

ですが、

“産業”

“経済”

という見地に立てば解禁のメリットは大きい、

ということなのでしょう。

事業者の皆様としてはこれらの動きを注視しつつ、

“自社ならどんな混合介護が実践可能なのか”

“どんなサービスならご利用者・ご家族に価値を
感じていただけるのか”

理念と対照させつつ、早めに頭を動かしておいた方が
いいのかもしれません。

業界の変化・動きが加速する昨今、

我々の頭も常に柔らかくしておく必要があるのかも
しれませんね。
(とはいえ、守るべき事もあるかと思いますが)

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■ビジョンムービーの実証報告からあらためて感じた“科学”の重要性。
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●3週間ほど前のメルマガにてご紹介させていただいた、「高校生に介護の仕事の魅力を伝える」ためのアニメーションムービー(http://carebp.com/movie_20161018.html)。北海道の予算を活用し、一般社団法人北海道商工会議所連合会様からのご用命でつくらせていただいたのですが、大変ありがたいことに、こちらのムービーが様々なところで高い評価をいただいているようです(弊社にも様々な団体・事業者様より問合せをいただいています)。とはいえ、こちらは“芸術作品”ではなく、あくまで事業上の“効果創出”を目的に制作したもの。その“効果性”については現在進行形で計測している訳ですが、そんな折、北海道商工会様より第一弾の実証情報をいただきましたので、本日は是非、その内容を皆様にもご紹介させていただきます。

●このムービーの作成目的は前述の通り、「高校生に介護の仕事の魅力を伝える」事。そこで一つの検証として、10月24日(日)に札幌で開催された高校生向け合同企業説明会「就活ナビ」の介護ブースにて今回の動画を流し、「何人の方がブースに立ち寄っていただけるか」についての検証を行いました。ちなみに昨年のこの時期の説明会には238名の高校生が参加されたそうで、そのうち、介護ブースに立ち寄った人数は6名(立寄率2.38%)。今年は何故か全体の参加人数が伸び悩み、92名で着地したそうなのですが、そのうち、介護ブースに立ち寄ってくれた高校生は何と10名にまで増加。立寄率も10.9%、前年対比4倍となり、なかなかの好スタートとなったようです。また、道商工会のホームページアクセス数も上昇しているとのことで、第一弾の“関心喚起”としてはそれなりのインパクトを創出出来たのではないか、と思っています(まだまだ今後も実証検証を続け、PDCAを回し、ブラッシュアップさせていく予定ですが)

●「気持ちが温かくなった」「涙が込み上げてきた」「あらためて自分たちの仕事の意味を再確認した」等、大変嬉しい評価も合わせていただいている本ムービーですが、制作にあたり、実は、裏側では(ストーリーの展開方法や表現方法等)、成果創出につなげる為の様々な工夫(科学的観点・心理学的観点に立脚したもの)を網の目の如く張り巡らせています。

●表面上は柔らかく、人の心や感情に訴え、浸透するものに仕上げつつ、その裏側には確立されたロジックや(いい意味での)計算・科学的根拠を注入し、効果創出を担保・設計する・・・・僭越ながら、介護業界と他業界の両方において様々な経営支援経験を積み重ね、“論理性”“ハイブリッド思考”を日々、トレーニングしている我々ならではの業だと自負する次第です。(生意気・傲慢な物言いに聞こえた場合は大変申し訳ございません。ただ、他のコンサルティング会社とは一線を画す我々の独自価値の一つ、ということで、敢えて強めに書かせていただきました^^)。

●これからの介護経営には数値分析は勿論、他業界で研ぎ澄まされ、効果性が実証されてきた“理論”や“ツール”を取り込む姿勢(我々が標榜する“科学的介護経営”の一つの側面です)がますます重要になってきます。今後の存続・発展を確たるものにするためにも、経営者・幹部の皆様は是非、この“科学”という視点を胸に置き、現場を見つめる習慣を身に着けることを強くおススメする次第です。

※本日のメルマガで採り上げさせていただいたようなムービー制作に興味をお持ちいただける方は是非、本メルマガに返信する形で気軽にご連絡・ご相談下さいませ。全国どこででもお手伝いさせていただきます。

※弊社が提唱する、成果を創出するための「科学的介護経営」について関心をお持ちいただける方は是非、弊社主催の「ケアビジネス研究会」への参加をご検討下さい。皆様の経営上の悩みに対し、ディスカッションの場を通じて、原田・鈴木が“科学的視点”に基づいた理論(考え方)やツールの紹介等、実践的なアドバイスを提供させていただきます。

http://carebp.com/landing/kaigo-series/

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、朝から夕方まで都心で役員会。

その後、明日の打合せ&セミナー会場である富山へ
向かいます。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。