[ケアビジネスSHINKA論 Vol.763]

部門のセクショナリズムを排除するには。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

昨日の札幌での個別面談、私自身、とても多くの
元気をいただくことが出来ました。

中でも、とても嬉しかったのが、

「科学的介護経営CD・DVDで得た情報をフル活用して、
新たなアクションや自社の戦略づくりに役立てている」

という言葉。

例えば、昨日お会いした事業者様は、

先進事例インタビューで採り上げさせていただいた
関西地区の某事業者様の話に感銘を受け、

わざわざ札幌から関西まで話を聞きに行く、という、

とてもアグレッシブな活動をされています。
(CD・DVDを購入いただいている皆様には、上記の
ようなマッチングサービスも行わせていただいています。
実際、この札幌の方だけでなく、秋田や宮崎でCD/DVD
をお聞きいただいている事業者様からも要望をいただき、
マッチングを行わせていただきました)

如何に有益な“情報”をタイムリーに吸収するか、

そして、それらを“情報”で終わらせず、如何に自社の血肉
とするか。

その“実践力”の違いが企業の成長度合いに大きく影響する、

という事をあらためて感じた、

とても有意義な時間でした。

※弊社サービス「科学的介護経営CD/DVDにご興味をお持ち
いただける方はこちらをご確認下さい

http://carebp.com/landing/kaigo-series/

では、本日もメルマガの中身に入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
■■
■■部門のセクショナリズムを排除するには。
■■
───────────────────────────────────

●先日、九州地区の某法人様と組織活性化について意見交換を行う中、ある概念・手法をご紹介させていただいたところ、「この考え方、凄く参考になりました。早速、社内での導入を検討してみます」との嬉しい言葉をいただきました。今日は、その内容を皆様にもお伝えさせていただきたいと思います。“クロス・ファンクショナル・チーム(以降、CFT)”についてです。

●CFTとは、既存の企業内の組織にとらわれることなく、随時、組織横断的に編成されるプロジェクトチームのことで、集中的に組織横断的な問題・課題の解決を図る場合や新規ビジネス開発などで用いられています。(ちなみにこの手法をフル活用し、成果を上げたとされているのが、少し古いですが、日産自動車のCEOに就任したばかりのカルロス・ゴーン氏が大鉈をふるった「NRP(日産・リバイバルプラン」です。その他、多くの企業で活用されています。)

●例えば、法人内に様々なサービス(特養・老健・訪問・デイ・居宅etc)があるとして、セクショナリズム的な空気が蔓延してしまっている場合。“全社一丸となる空気をつくるために、どのような施策を講じるべきか”という組織課題について話し合い、解決策を導き出すために、各々のサービス部門からメンバーを招集し、プロジェクトを進める、という方法を採るのが、“CFT”の一般的なパターンです。

●部門や職位に関わらず、場合によっては他社からも人員を集めて構成されるCFTは、既存概念にとらわれない、組織全体の問題点を解決する等の取り組みに大きな効果を発揮します。一方、バラバラのグループから集められた“集団”を文字通り“チーム”として機能させるには、それらをコントロールするためのマネジメントにも一定の工夫が必要です。

●“CFT”という有効な概念・手法の効果を最大化させるために、どのようなマネジメントを意識すべきか。そのポイントについては、明日のメルマガで簡単にご紹介させていただきますね。

───────────────────────────────────

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日の午前中は、札幌近郊の街、恵庭市にて某法人
様と面談。

午後は、旭川へ移動し、旭川の介護事業者様との
面談です。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。