[ケアビジネスSHINKA論 Vol.719]

社員が自立・自律的に動き出す仕組みをどうつくるか?(その2)

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

最近、街を歩いていると、“新入社員”と、見た
だけで分かるような方々に沢山出会います。
(やはり、スーツ姿がまだぎごちない^^)

微笑ましく見つめながら、当時の自分を思い出す
と共に、

“あの頃、自分が思い描いた延長線上に果たして
今の自分はいるのだろうか?”

などとぼんやり考えながら、

色々夢想してしまう今日この頃です。
(当時の自分には、今の自分は全く想像
つかないだろうな、と思いつつ^^)

では、本日もメルマガの中身に入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■社員が自立・自律的に動き出す仕組みをどうつくるか?(その2)
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●先週木曜日のメルマガで、「企業の各社員が自律的に問題解決や事業改革に取り組み、それが全体として望ましい調和の下に相乗効果を発揮するマネジメント手法」という観点から、「ホロニック・マネジメント」というコンセプトをご紹介させていただきました。今日は、このマネジメント手法を実践する為の具体例をご紹介させていただきたいと思います。「ライフプラン面談」についてです。

●「ライフプラン面談」とは、具体的には、「会社の将来(ビジョン)を語り、社員の将来(夢・目標)を聞き、双方の将来がリンクするポイントを見つけ出す」という取り組みです。「会社の将来(成長)」と「社員の将来(成長・夢)」がリンクしていることが実感できれば、誰に言われなくとも、社員は皆自立・自律的に頑張り始めます。何故なら、今、この会社で頑張ることが、自分の夢や成長の実現につながる、とイメージできるようになるからです。

●「将来、独立起業を果たしたい」という意欲が旺盛な社員には、将来像として、その想いが実現できる道を提示できるかどうか?「家族のために立派な一軒家を建てたい」という気持ちが強い社員には、将来像として、その想いが実現できる道を提示できるかどうか?「手に職をつけ、一生食いっぱぐれがない人生をつくりたい」という気持ちが強い社員には、将来像として、その想いが実現できる道を提示できるかどうか?「もっと多くのご利用者を幸せにして差し上げたい」という気持ちが強い社員には、将来像として、その想いが実現できる道を提示できるかどうか?
一人ひとりの夢や希望について語り合いながら、この会社にいることで、それらを具体的に実現できる方法を社長や幹部が中心になって、上司として、或いは人生の先輩として、真剣に考え、道を見つけ出していく。このプロセスが大変な価値を生みだすことは、皆様にもイメージしていただけるかと思います。

●経営者・幹部の方にとっては正直、大変骨の折れる活動ですし、中には社員の夢や成長への思いを聞く中で、「そんな夢、後押しできる力なんて自分にはないよ、、」などとプレッシャーやストレスをお感じになる方もいらっしゃるかもしれません。その点含め、拙速に始める必要はないかもしれませんが、逆に、そんな時こそ、会社としても経営者としても革新を遂げ、成長する「チャンス」が隠されているかもしれない、と思う事もあります(簡単に言えることではないですが)。

●他方、社員一人ひとりとじっくり話をし、将来のことを一緒になって、真剣に語り合う時間というのは、経営者にとっても、とても大きな気付き・成長の機会になることは間違いありません。その意味でも、始めから社員全員ではなくとも、例えば、先ずは幹部社員とだけ始めてみる等、具体的実践に向けてジワジワと検討を始めてみても良いかもしれませんね。尚、明日は、この話の締めとして、「ライフプラン面談を実施する際の注意点」についてお伝えさせていただきます。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、鹿児島県鹿児島市でセミナー。

本日より5日連続、九州縦断セミナーを
行います。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。