[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2045]

“やらない”ことで新たな価値を生みだせないか?~頭の体操として~

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

ここ数日、

“LIFE”

に関する話題が多いですが、

今日ももう一つ。

“LIFE”

の概要や始め方、活用術などを分かりやすく解説する
動画を老施協が作成・公表してくれたようですね。
(ありがたい限りですね^^)

関心をお持ちの皆様は、下記をご確認下さいませ。
(4の「Q&Aと解説動画」です)

https://www.joint-kaigo.com/articles/2021-03-16.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

────────────────────────────────────────
■■
■■“やらない”ことで新たな価値を生みだせないか?~頭の体操として~
■■
────────────────────────────────────────

●先日、北関東地区の介護経営者(A社長)とオンラインにて意見交換させていただいた
時の事。A社長の関心事含め、意見交換の話題が“今後の事業展開”“イノベーション”に移
る中、では、他業界の事例を参考にされてみては如何でしょう?という話の流れの中で、
大型ディスカウントストア“コストコ”をテーマに意見交換を行う機会がありました。

●会員制や収益の仕組みなど、ビジネスモデルとしても非常にユニークな形で注目を集め
た(or集めている)“コストコ”ですが、私個人的に、同ストアの最大の革新の一つは、低
価格を実現するための“新たな発想への転換”にあった、と認識しています(今となっては
当たり前に感じるかもしれませんが、創業当初は間違いなく画期的だったと思います)。

●ちなみにA社長はこの低価格化が実現された最大の要因として“薄利多売”及び“それを実
現出来るだけの潤沢な経営資源の保有”を挙げていらっしゃいました。勿論、それはそれで
正しい訳ですが、それだけでは“新たな発想への転換”とは言いづらいでしょう。では、当
時は間違いなく画期的であったであろう“新たな発想への転換”とは一体何だったのか?

●それは、シンプルに申し上げるなら、「“倉庫”を“店舗”にした」ことだと思います。小売
店では一般的に、商品は倉庫やバックヤードに納品されており、それらを店員がピックアッ
プし、店頭に陳列するのが通常・常識です(今もそのような形態のお店は多いでしょうし、
その陳列・プレゼンテーションにより差別化を図っているお店もありますよね)。しかし、
コストコはその常識を覆し、

●「お客様に直接倉庫へ来てもらい、欲しい商品を自らカートで運んでもらい、レジに持ち
込んでもらう」という新たな発想(=倉庫型店舗)を創り出すことで、コスト構造を大きく
変えてしまった。

●換言すれば、「倉庫スペース」や「倉庫から店舗へと商品を移動させ、陳列するための人
件費」等を店舗の仕組みを変えることで不要にし、その結果として提供価値を更に強めよう
とした。そのことが、低価格化を更に&大幅に実現させた”新たな発想“だったのではないか、
と思う次第です・・・・

●・・・・さて、上記内容、皆様はどのようにお感じになりましたでしょうか?「何かを“やら
ない”と選択・決断することで、今までとは異なる価値提供が出来るようにならないだろう
か?」少しでも心に引っ掛かりを感じていただけた方は一度、時間を取り、頭の体操的に思
考を廻してみていただいても面白いかもしれませんね^^

────────────────────────────────────────

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日も、午前中はオンラインミーティングが2件。

午後は東京都心で

“関東ケアビジネス研究会”

を開催。

終了後、明日の仕事場である那須塩原へ向かいます。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。