[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2004]

人時生産性指標を活用されていた、某訪問介護事業者のお話。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

「介護従事者に無料PCR 日本財団、7月までに200万件」

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とても興味深い取り組みですね。

関心をお持ちの皆様は、下記をご確認下さいませ。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODF191YF0Z10C21A1000000

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■人時生産性指標を活用されていた、某訪問介護事業者のお話。
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●“時間こそ最重要の経営資源”という話から、「では、その最重要資源を経営としてど
のように有効活用出来ているか?」を測るための一つの切り口・視点として、“人時生産
性”という指標についてご紹介させていただいた今週初めのメルマガ。

●その後、東海地区の介護経営者様(A社長)より、「具体的に活用している法人があれば
是非、事例として教えて欲しい」というご相談・コメントをいただいた次第です。

●もう7~8年前に伺った事例なので現在も同じ管理をされているかどうかは未確認なので
すが、例えば某訪問介護事業経営者様では、最終数値目標を「税引前利益30%」と設定し
(かなり凄い数字ですよね^^)、その為のKPIとして上記の「人時生産性」という指標を活
用されていらっしゃいました

●一般的には“総粗利額÷総労働時間”で算出される人時生産性ですが、介護サービスにおい
ては変動費的な経費はほぼないため、粗利ではなく、“総売上高÷総労働時間”という算出方
法を採っておられたことを記憶しています。

●具体的な数字で言うと、同事業所のKPIは、「人時生産性目標4,500円(サービス提供責
任者1名あたり)」というものでした(当然ですが、職員の待機時間も込みの総労働時間で
す)。これを日々、意識して達成できれば、目標利益に到達できる、という判断です。その
上で、「うちは未だ4,100円しか上げられていないので、まだまだ改善が必要なんです」と
おっしゃっておられました・・・・

●・・・・さて、上記内容・視点、皆様はどのようにお感じになられましたでしょうか?「自社
のKPIの一つとして、“人時生産性”を採用することについて検討をしてみる」少しでも心に
引っ掛かりを感じていただけた方は一度、時間を取り、一度試しに計算してみても面白いか
もしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、午前中は東京・大阪の方々と
オンラインミーティング。

午後は札幌市内でクライアントとの某プロジェクトに
関するミーティングを行い、

終了後は東京へ戻ります。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。