[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1947]

先達の言葉、重みがありますね。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

温度が上がったり下がったり、

「寒い!」

と思って着込んだら逆に汗をかいてしまったり等の
理由からか、

季節の変わり目で体調を崩されている方も
多いように感じられます。

該当の皆様はくれぐれも、お気を付け下さいます
ように。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

────────────────────────────────────────
■■
■■先達の言葉、重みがありますね。
■■
────────────────────────────────────────

●先日、飲食店経営をされている知人経営者、A社長と偶然バッタリと出会い、立ち話をし
ていた時の事。「このコロナの中、今尚、大変な想いをされているんだろうなぁ」と言葉に
しないまでも慮る中、逆の意味で裏腹、リスペクトを感じないわけにはいかない話をうかが
う機会がありました。A社長曰く、「松下幸之助の言葉を頼りに頑張っている」と。

●A社長が仰っているこの「松下幸之助の言葉」、私も過去に出会い、文字データとしても
収めているのですが、本日は是非、この内容の抜粋を皆様にも共有させていただきたく思い
ます。23年にわたって側近として仕えた江口克彦氏に同氏が口伝した、「リーダーシップの
奥義」と言っても過言ではないエピソードについてです(以下)。

●「「きみ、社員は大事にせんとあかんよ。わしが、店を始めたころや。そのころは、店自
体も小さいながら、それでも、次第に発展しておったから、人を採らんといかんわな。それ
で募集すると。けど、誰も来ぃへんわけや、早い話」」

●「「ところが、時折、応募して来てくれる者がいる。こっちはな、とにかく人が欲しいか
ら、まあ、誰でもいいというわけやないけど、そこそこであれば、決めるんや。明日から、
来なさいと言う。ところが、そう言って本当に明日から来てくれるかどうか、心配になる。
翌朝、その子が来てくれるか、表の道に出て、角のところで、そっと覗いていて、遠くから
歩いてくる彼の姿を見つけると、嬉しかったな」」

●「「よう来てくれた。すぐに店に戻って、待つんや。そんな状態やったな。だから、その
子を育てんといかん、立派な人に育てんといかん、と心のなかで誓っておったもんや」この
話を聞いたとき、松下の、社員を大事にする原点がここにあるのではないかと思った」

●「昭和52(1977)年1月頃だったと思う。ある評論家の質問に身を乗り出して、にこやか
に答えている。「経営を進めていくと、いいときもあるし、悪いときもある。いいときには、
それは、問題はありませんがね。悪いときには、会社を縮小せんといかんという場合も出て
来ますわね」

●「だから、縮小することは、決して悪いことではありません。縮小しなければ、その会社
は潰れますからな。ただ、縮小するから、人が余るに決まってます。しかし、それを、簡単
に余った人の首を切るということでは、経営者としては失格ですわ」

●「その余った人を、どう活用するか。どう使うかということを、経営者は考えんといけな
い。これは、当然のことです。そう、その余った人たちを使って、新しい事業を考え出す。
常に、経営者は、いざというときの新しい事業展開の考えを持っておるということが大事で
すね」

●「余ったら、首を切る。赤字になったら、社員の首を切る。そういう経営者は経営者たる
資格はありませんわ。そういうことをしていると、会社は大きくなりませんね。大事な社員
を、経営者が工夫もせず、新しい仕事の分野、事業も考え出すこともしないんですからね、
失格と言われても仕方ないと思いますな。私は、そういう考え方で仕事をやってきましたね。
社員は宝です、私にとっては。そんな宝を、捨てることは、ようしませんでしたよ」・・・・

●・・・・まだ続きの文章があるのですが、長くなり過ぎるため、今日は一旦、ここで止めさせ
ていただきたく思います。さて、上記内容、皆様はどのようにお感じになられましたでしょ
うか?少しでも心に引っ掛かりを感じていただけた方は一度、時間を取り、明日に備えて思
考を深めてみておいてもいただいても悪くないかもしれませんね^^

────────────────────────────────────────

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、富山市内にて業務。

終了後、明日の打合せの準備含め、

神戸に入ります。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。