[ケアビジネスSHINKA論 Vol.872]

シンプルだけど、非常に示唆深い話を聞かせていただきました。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

先週末、大変興味深い記事を目にしました。

“シェアリング・エコノミー型の在宅高齢者向け介護・生活支援
サービス 「CrowdCare(クラウドケア)」を開設”

https://www.atpress.ne.jp/news/114574

介護保険外の分野において、12月1日よりサービスを
開始するそうです。

ちょっと考えるだけでも、様々課題も浮かび上がって
くるように感じる本サービスですが^^、

現時点では情報量が少ないため、

既に解決出来ている課題もあるでしょうし、

或いはサービス開始までに、

もしくは事業をスタートし、走りながらどんどん
改善を加えていくこともあるのかもしれません。

ともあれ、このような新たな取り組みを

“始める”

そのチャレンジ精神は、業界にとって一つの
刺激剤になるかもしれませんね。

その意味でも、今後の動きに注目したいところです。

では、本日のメルマガの中身に入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■シンプルだけど、非常に示唆深い話を聞かせていただきました。
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●先日のケアビジネス研究会にて、高齢者住宅を複数展開されている介護経営者様から非常に示唆深い話を聞かせていただきました。今日は、その方からうかがった内容を皆様にもシェアさせていただきます。「当社では、“お疲れ様です”という言葉・挨拶を使用禁止にしているんです」という話についてです。

●何故なのかな?と思い、続けてお話をうかがっていると、その理由は次の通りでした。「私たちの住宅では、“アットホームな雰囲気”“アットホームなサービス”を特長としており、そこでつくられる空気感をとても大切にしています。家で、家族に“お疲れ様”と挨拶することはないですよね?だから、“アットホームさ”を大事にする私たちの施設では、“お疲れ様”という言葉を使わないように意識しているんです」・・・・・何気ないようでいて、とても重要な話だと思いませんか?

●この話をうかがって、今から13年ほど前にご支援させていただいていた、某外食企業の経営者(今は上場され、全国に何百店舗も展開されています)が店長教育の際に話されていた言葉をあらためて思い出しました。「経営というのは、“一貫性”が大切なんだ。仮に、お店の中の“99%”にこだわりが反映されていたとしても、残りの“1%”が違った方向を向いていれば、その店舗は、どんどん崩れていってしまう。だから、店舗の責任者である店長は、たとえ笑っていても常に五感を研ぎ澄まし、その“1%”を取り除く努力を続けなければならない。それこそが店長の最重要任務だと言ってもいいだろう」この“こだわり”“集中力”こそが、外食産業という浮き沈みが激しい熾烈な業界の中で、顧客の支持を受けながら、会社を何十年も存続・発展させ続ける原動力になったにちがいない、、、今になって、この経営者の凄さをつくづく実感する今日この頃です。

●さて、上記視点に基づいて自社の施設・事業所を見渡した場合、皆様は何かお感じになることはありますでしょうか?「うちは完璧!」と言える方は是非、そのまま突き進んでいただきたいと思いますが、私同様、“ドキッ”とされた方も中にはいらっしゃるかもしれません^^。そんな場合は少し立ち止まって、自社のコンセプトを念頭に、あらためて実情一つ一つについて振り返ってみても悪くないかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日も、東京都心でデスクワーク&打合せが続きます。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。