[ケアビジネスSHINKA論 Vol.834]

とある本を読み返し、あらためて感じた事。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

コープデイズ神戸西(神戸市)にて、

買い物を通じて高齢者の健康を維持する取り組み

“買い物リハビリテーション”

が6月から始まっているようですね。

福祉関連企業の光プロジェクト(鳥取県大山町)が開発
した、

高齢者が肘を乗せて(≒体重を乗せて)楽な姿勢で歩ける
専用のショッピングカート

“楽々カート”

を使用することで、身体の負担を軽減。

また、

“買い物おたすけ隊”

というボランティアの組合員が買い物に付き添う
そうです。

楽しみながら歩行訓練や支払い計算をすることで
リハビリや認知症の予防を目指す──

とても興味深い取り組みですね。

※より詳しい情報をお知りになりたい方はこちら↓
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO06917220W6A900C1NZBP00?channel=DF130120166126

では、本日のメルマガの中身に入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■とある本を読み返し、あらためて感じた事。
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●先週末、突如思い立ち、部屋にある本を断捨離しようと本棚の中を整理し始めた時の事です。5年ほど前に購入した、上甲晃先生(元松下政経塾副塾長)が書かれた書籍“松下幸之助の求めたるところを求める”が何故か気になり、本を手に取ったところ、折り目がついたページが目に入りました(私、気になったり心が動かされたりした時にはページに折り目をつける癖があります^^)。そこに書かれていた内容に、あらためて気付きをいただいたので、今日はその内容を皆様にも共有させていただきたいと思います。年齢的に高齢者の仲間入りをされた上甲晃先生自らが語る、“高齢者こそ志を取り戻すべき”というお話についてです(以下、同本のp72~p73より抜粋)。

●子供に貯金や家を残す必要はありません。残すべきは、高邁なる精神を持って生きる、という生き様です。ちょっと余談ですが、私も先日、「上甲さん、老人会に入ってください」と近所の老人会の役員さんからお誘いを受けました。私は「これさえクリアしてくれたら入ってもいいですよ」と条件をつけました。「今の老人会を見ていると、温泉旅行やダンス教室など、自分たちが楽しむことしかやっていない。地域社会のために命をかけるという老人会だったら、私も入っていい」「どういうことですか?」と聞くから、「例えば今、子供たちの通学が非常に危険です。学校への行き帰りも親は心配ですから、老人会が立ち上がってこの通学区の子供たちの安全は、すべて私たち老人会が責任を持って守りますと言って立ち上がるんだったら、私も協力したい。お年よりは朝が早いから、早く起きるのは何の苦労もないだろう」・・・・・(以下、割愛)

●このページに目が釘付けになった私は独り、(未整理状態のグチャグチャの本棚を前に)あらためて上甲先生の言葉に深く感じ入ってしまいました。“高齢者ニーズ”等と口にしながら、実は、私たちのフィルター(固定概念や先入観)で物事を判断or結論づけてしまっているに過ぎないのではないだろうか、という“ドキッと感”。志が宿ったビジョンを打ち出す意義。地域包括ケアをソフト面から実現するために不可欠な視点etc。。。。皆様はどのようにお感じになりましたでしょうか?もし、何か少しでも心に引っ掛かるものをお感じになられた方は、あらためて上記言葉を反芻する中、“気付き”を深める時間を取ってみても悪くないかもしれませんね(是非、皆様がお感じになられた気付きがありましたら、私にもシェア下さいませ^^)

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、兵庫県姫路市にてセミナーです。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。