[ケアビジネスSHINKA論 Vol.829]

福祉課の高校生と話をして感じた事。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

台風10号が残した爪痕。

本当に辛いですね。

被災された地域の皆様にも沢山お読みいただいて
いる本メルマガですが、

大変な目に遭われた皆様には、心より、心より
お見舞い申し上げます。

本当に微力で小さな存在の私ですが、

皆様に対し、自分自身、何が出来るのか、

真剣に考え、実行に移してまいります。

では、本日のメルマガの中身に入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■福祉課の高校生と話をして感じた事。
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●FACEBOOKでも報告していたのでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、先週末の金曜日、羊蹄山の麓にある北海道の高校、留寿都(ルスツ)高校(有名な“ルスツリゾート”の場所です)にて、福祉課の高校生の皆様にインタビューを行わせていただきました。「マスコミ等で流れる様々なニュースの風評の影響で、若い世代(高校生)の中には介護の仕事に対する良くない印象が蔓延してしまっている。彼らに介護の仕事の魅力を正しく伝えることで、この風評を少しでも覆すとともに、介護業界に目を向ける高校生が増えてきてくれればありがたい」そんな想いの元、現在、北海道商工会議所様からのご依頼により、“介護の仕事の魅力を伝えるアニメーションムービー”の製作に現在、取り組んでおり、その為の調査の一貫としての訪問でした。

●昼食の時間を使って協力してくれたのは、1年生1名、2年生2名、3年生2名、4年生1名の合計5名。始めは堅苦しい雰囲気の中、5名の皆さんも緊張していましたが、組織活性化系のプロジェクトで培った経験を活かし^^、アイスブレイクを交えながら本音が聞けるような空気を醸成しつつ、「介護の仕事に興味を持った理由」「高校生である自分達から見た介護の仕事の魅力」「介護の仕事に興味を持っていない友人達から見た介護業界の印象」「友達に介護の仕事をおススメするとしたら、どんな風に説明するか」等々、様々なヒアリングをさせていただきました。

●その中で、「みんな、口裏合わせた訳じゃないよね」と思わず冗談を言ってしまうぐらい共通していたのが、「介護の仕事の魅力」「友達に何とおススメするか」という質問に対する回答。彼らの回答の中に共通していたキーワードは、「心と心の触れ合い」でした。「これ、優等生的に回答しているのかな」と大人のうがった想いを確かめるため(調査目的でもあるので、そんなスタンスですみません)、更に「何故そう思うのか」を突っ込んでいったところ、特に実習に長期間行っている上級生(3年生・4年生)は、実際に実習で感じた自らの実体験を語ってくれ(その話心動かされながら熱心に聞く下級生の表情も印象的)、あぁ、彼らは本当にそう思っているのだな、と確信を持った次第です。

●あくまで5名という少数の方々のインタビュー調査であること、そして、もっとブレイクダウンして彼らの意見を突き詰め、整理・構造化していく必要がある事は、コンサルティングの仕事を行う我々としては当然の事ですが、そのような視点はさておき、彼らの生の言葉から「我々採用する側の介護業界としては、果たしてどこまでこの“心と心の触れ合い”という言葉を意識して発信・PR出来ているだろう?」「介護経営者として、どれだけ具体的に“心と心の触れ合い”を重視した組織経営を行っているのだろう?」と自社を見つめ直すことには、とても意味があるように思います。日々、現場にてご利用者と真正面から向き合っている皆様には、そのような切り口で自社の仕事の魅力を語る事が出来る“眠れる資産”が沢山あるはずです。是非、そんな視点で、あらためて自社を見つめてみても悪くないかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、とある調査のため、宮崎県都城市を
訪れます。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。