[ケアビジネスSHINKA論 Vol.789]

当事者意識が高い現場をどうつくるか?

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

昨日は午前中、少しだけ仕事を抜け、

息子が通う幼稚園の

“お誕生日会”

なるものに始めて参加してきました。

半ば強引(?)な時間調整だったのですが、

年長になった息子は勿論、年商の頃から顔を
知っている子供達の成長ぶりに驚く等、

2時間という短い時間ながらも、

とても豊かな時間を過ごすことが出来ました。

“地域共生社会”

という概念が最近、特に注目されていますが、

やはり、

“子供たちは大人の元気の素”

なのかもしれませんね^^

では、本日もメルマガの中身に入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■当事者意識が高い現場をどうつくるか?
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●先日、九州地区の介護経営者の方と、組織改革について意見交換する機会がありました。テーマは、“職員自らが自発的に仕事に取り組む状況を生み出すために、会社側として何が出来るか?”。同じ事をお考えの方もいらっしゃるのでは?と思いましたので、今日は、その際に話したシンプルな、でも、とてもパワフルであろう事例について共有させていただきたいと思います。随分前ですが、アメリカに留学していた友人から教わった話です。

●アメリカに本拠を置き、日本の(株)ダスキンに“クリーニングビジネス”のノウハウを提供しているサービスマスター社(ダスキンは1971年にサービスマスター社とフランチャイズ契約を行うことからクリーニングビジネスを加速させています。ハウスクリーニングを主とする“サービスマスター事業”や害虫駆除事業である“ターミネックス事業”、家事代行事業である“メリーメイド事業”等は全てサービスマスター社からのノウハウ提供です)。そんな、“クリーニングビジネスの元祖”とも呼べるサービスマスター社ですが、同社の特徴の一つとして、「清掃サービスのクォリティが非常に高い」ことが挙げられることは、アメリカでは有名な話だそうです。

●研修体制等、社員のマインドやスキルを磨く様々な仕組みが豊富にあることも勿論、その大きな理由の一つとして挙げられるかと思いますが、友人曰く、「本質はそこではない」。彼は次のように私に説明してくれました。「サービスマスター社のサービスクォリティが何故高いのか?それは、清掃を担当するスタッフ自らが同社の“株主”だから。だから、当事者意識が非常に高く、それらが土台に在るから、研修等の吸収効果も高い、と言われている(留学していた大学のケーススタディとして学んだそうです)」。皆様はこの話、如何思われますでしょうか?

●「“当事者意識を持とう”という掛け声だけではなく、真の“当事者”になってしまうことで、自然と意識が変わる」この発想、我々の事業でも何か応用出来ないでしょうか?性質上、“株主”という考え方が馴染まない法人もあるかもしれませんが、本質的な問いかけは、“職員の皆様が当事者になる仕組みをどうつくるか?”です。「今以上にサービスの品質を高めたい」「活気ある職場を作りたい」とお考えの経営者の皆様は、是非、社内でその視点を深掘りしてみても面白いかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、午前中はデスクワーク。

午後から明日のセミナー開催地、福島へ移動し、

会津地区の事業者様をご訪問させていただきます。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。