おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ の鈴木です。
今週もよろしくお願い致します。
今週は、社会福祉法人の某地域団体の総会に参加
させていただきました。
会のなかでは新制度に関する話もありましたが、
やはり皆様このテーマに対する関心は高く、
対話のやりとりも以前より具体的な話が多かった
ことが印象的でした。
会計監査を受ける法人の範囲にしても、
段階的にその対象を広げていくことが議論されて
いるようですが、
その結果によって実務的な対応が変わる法人も
でてくるかと思われます。
福祉の担い手として地域に影響をもつ社会福祉法人
は少なくないでしょうから、
この動向は地域の福祉のあり方という観点からも
注視したい流れです。
では、メルマガの中身に入らせていただきます。
今日の視点───────────────────────────────
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■■川崎市が介護事業所に成功報酬として報奨金を付与。
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●川崎市は、介護サービス利用者の要介護度を改善した事業所に成功報酬として報奨金を付与する制度を7月から実施する。これまで介護サービスの利用で介護度が改善されると、結果事業者の報酬は下がるという矛盾があったが、この制度によりこれが解消され事業者の意欲を高めて介護保険給付費の抑制がねらい。
●この試みは「かわさき健幸福寿プロジェクト」として7月1日から来年の6月30日までの1年間を評価対象。市は実施に際して参加事業所数や改善した人数の数値目標を定め、それに基づき評価。インセティブについては改善が認められた場合,翌年9月に報奨金として1事業所につき5万円程度を拠出するほか、評価に応じ,市長表彰や成果をあげたことを示す認証シールの授与、市公式ウェブサイトへの掲載等を行うとのことです。
●これまでも成果に応じた報酬制度として医療の世界ではペイフォ―パフォーマンス(Pay for performance, P4P)といわれるものがあります。これは文字通りパフォーマンスに応じての支払い、つまりよい治療成果をあげた医師に対して金銭的インセンティブを与えるという考え方です。介護の世界でも、例えばデイサービスは状態の改善がはかれたかどうかを評価する、といった議論が社会保障審議会などでもありますが、こうした方向はこの流れに通じるものでしょう。
●社会保障の財源問題はもちろんですが、それを解決するために健康維持により社会保障に依存しないしくみを構築することは社会にとって大きなテーマです。さらにそれを事業として取組んでいくとなれば、その地域にとっても大変意義深いものです。それに寄与する具体的なサービス開発は、この川崎市の取組みをみてもますます重要となってくるのでしょう。
(参考)
川崎市資料
http://www.townnews.co.jp/0207/2016/06/03/334699.html
社会保障審議会-介護給付分科会第121回資料
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000084037.pdf
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
又、ご意見等もお聞かせ下さい。
今朝はお付き合いいただき、ありがとうございました。