[ケアビジネスSHINKA論 Vol.774]

“社会性”という付加価値を身につける。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

昨日で、一泊二日の集中研修がようやく終了。

久しぶりに午前、午後と連続で話し続けました。

ご参加いただいた方からも帰り際に、

「いや~、勉強になったわぁ」

との言葉をいただく等、参加者も私も大変充実した
時間を過ごすことが出来たように実感しています。

ご参加いただいた皆様、2日間合わせて累計12時間
もお付き合いいただき、ありがとうございました!

是非、更に学びを深め、

介護事業者から引っ張りだこになるような先生に
なって下さいませ^^

では、本日もメルマガの中身に入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■“社会性”という付加価値を身につける。
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●一昨日のメルマガで、「ご利用者が機能訓練に励む→それを支援する職員(若手)の生活が成り立つ→得た利益を活用して地域の子供達に運動教室を提供し、地域活性化に貢献する」という善循環サイクルを実現しているデイサービス事業者についてご紹介させていただきましたが、その後、九州地区のとある事業者様より、非常に示唆深い言葉をいただきました。今日は、その内容を皆様にお伝えさせていただきます。「これって、ペットボトル飲料の “い・ろ・は・す” のコンセプトに似ていますよね」という話についてです。

●コンビニに置いてあることの多い“い・ろ・は・す”。多くのペットボトル水は “六甲” “富士山” “南アルプス” 等、採水地をアピールしていますが、“い・ろ・は・す” は採水地を敢えて表記しておらず、その理由は、同水のウリが「ミネラルウォーター」ではなく、「環境に対する貢献」だからだそうです(勿論、どの製品もクオリティが高いことは言うまでもありませんが、それだけではなかなか差別化しづらいですよね)。

●例えば “い・ろ・は・す” のペットボトルは従来品よりも40%程度軽量化されており(わずか12gしかないそうです)、地球温暖化の原因でもあるCO2の削減にも大きく貢献しています。同製品は最初の1年で約3億本を販売しましたが、これはCO2の削減効果に算出し直すと、なんと3800トン。これだけのCO2を吸収するには、東京都千代田区の面積に相当する森林が必要となるそうです。即ち、“い・ろ・は・す” は、美味しいことに加え、「これを選べば、地球環境にも貢献できる」という “新たな付加価値” を持った製品だ、とも言え、「“美味しさ” は当然として、どうせ買うなら社会貢献性の高いものにしよう」という消費者の心を動かすものとして、発売が開始された2009年以降、今なお人気商品として君臨し続けているそうです。

●“社会性の高さ” は、そこを利用されるご利用者・家族はもちろん、働く職員にとっても “やりがい” “誇り” “自信(自負)” を誘因するインセンティブになるものと思います。“い・ろ・は・す” のような大きな社会貢献活動ではなくとも、皆様の事業の中に少しでも “社会性の高さ” を今以上に付加させることは出来ないでしょうか?一度、そんな視点で自社の事業を見つめ直しても悪くないかもしれませんね。(勿論、今の仕事だけでも十分社会性が高いことは言うまでもありませんが)

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、朝から大阪市内で

“先進事例インタビュー”。

様々な地域包括支援センターを支援されている
新進気鋭のコンサルタントの方に、

“地域包括ケア社会の中で事業者はどう動くべきか?”

について、お話を聞かせていただきます。

つい最近まで某地域包括支援センターのセンター長を
務めていらした方なので、

実践に裏付けられた、説得力溢れるお話が聞けるものと、

私も楽しみにしています。

その後、午後は神戸へ移動し、神戸の事業者様との
個別面談です。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。