[ケアビジネスSHINKA論 Vol.754]

ベーシックな戦略を見直す際の枠組み例。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

来月19日、神奈川県川崎市にて、

車いすで生活している人や高齢者にとって、

着やすく着せやすく、

おしゃれな服を提案する

“ユニバーサルファッションショー”

が開催されるそうですね。

主催はボランティアグループ 糸の詩(うた)。

同じく川崎市内にある

“登戸ドレスメーカー学院”

“ユニバーサル服飾高等学院”

の学生が企画した作品、例えば、

おしゃれなワンピースやベストを着ている
ように見える

“おしゃれ着エプロン”、

結び目をあらかじめ作り、片手で締められる
ネクタイ、

磁石ではめやすいボタン等が発表される
そうです。

残念ながら私は別の予定が入っているため、足を
運ぶことは出来ませんが、

お近くの方は是非、見に行ってみても面白いかも
しれません。
(連絡先:044-911-2221)

では、本日もメルマガの中身に入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■ベーシックな戦略を見直す際の枠組み例。
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●先日、首都圏を中心に展開する介護経営者の方と、今後の戦略の在り方について議論をする機会がありました。そこで、議論を進めやすくするため、ある枠組み(考え方)を叩きとして提示させていただいたところ、「論理的に考える事が出来たので、頭の中が整理出来てきた」という、とても嬉しい言葉をいただきました。今日は、そちらの内容を皆様にも共有させていただきます。競争戦略論の第一人者で、著書『競争の戦略』でも有名なハーバード大学経営大学院教授、マイケル・ポーター氏が提唱する「3つの競争戦略」についてです。

●ポーター氏は著書の中で、企業の基本戦略は突き詰めると3つしかなく、どの戦略を選択するかが長期的な経営戦略のベースになる、と発言されています。その3つとは、「コストリーダーシップ戦略」「差別化戦略」「集中戦略」と呼ばれるものです。

●「コストリーダーシップ戦略」とは文字通り、低コストを最大の武器として業界の主導権を握る戦略のことで、「差別化戦略」とは、他の企業が持たない特徴を生かし、業界内で特異な地位を占める、という戦略を指しています。そして最後、「集中戦略」は、特定の地域や特定の顧客(年代や趣味趣向etc)等、特定のセグメントに資源を集中する中で、その絞り込みのもとでコストリーダーシップや差別化を推進する戦略です。例えば、ハンバーガーショップを例に取れば、「コストリーダーシップ」の代表格がマクドナルド、「差別化戦略」がモスバーガー、「集中戦略」は、色々あるかと思いますが、例えば函館で圧倒的なブランドを築いているラッキーピエロ等が挙げられるのかもしれません。

●今、市場の変化を見据えつつ、自社の経営戦略をあらためて見直している事業者も数多くいらっしゃるかと思います。様々な議論の切り口があろうかと思いますが、例えば根本の議論として、先ず、自社は3つの内、どの戦略をベースに採るのか、ハンバーガーショップやコンビニエンスストア、はたまた外食産業等、様々な他業界の例も参考にしながら、確認・見直しを進めてみても悪くないかもしれません。ひょっとすると、その中から、様々な発想の拡がりが生まれるかもしれませんね。(ちなみに意見交換させていただいた事業者は、「集中戦略」を前提に、「軽度」「中重度」というようなセグメントではない、ある独自のセグメントでマーケットを分類しようとされています。今はまだ社外秘なのでここでの公言は控えますが、また、機が熟した折にはご報告させていただきます)

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、大阪市内でデスクワーク&打合せ。

夕方から京都にて、

大学が創ったベンチャーキャピタル(投資会社)
に最近転職したということで、

20数年ぶりに連絡を取り合った友人と情報交換
を兼ねた懇親を行います。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるので
しょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。