[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2456]

福祉事業者がこれからの街づくりのカギを握る!

みなさん、おはようございます!
ケアビジネスパートナーズの尾添(おぞえ)と申します。
数日前に代表の原田から紹介がありましたが、弊社の活動、または代表を務めます
ショッピングリハビリカンパニーでの活動を通じてご存じの方もいらっしゃるかも
知れません。

本年より毎週金曜日は私がメルマガ配信を担当させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします!

ショッピングリハビリ事業もそうですが、主に業界内の「介護予防」の取り組みに
関わることが多く、このメルマガでも多くの事例や業界内外の動き、また考えなど
お伝えできればと思います。
・・・・

では、担当する第一回目のメルマガです!

────────────────────────────────────────
■■
■■福祉事業者がこれからの“街づくり”のカギを握る!
■■
────────────────────────────────────────

◆改めまして、ケアビジネスパートナーズの尾添です。
都市銀行やコンサル会社での勤務経験を経て2010年に起業し、介護事業への参入
は2011年末、早いもので、この業界とのご縁も10年を超えました。
でも自分の経歴からか性格がそうさせるのか、なかなか業界に染まりきらず・・・
介護サービスの必要性や重要性は肌で感じつつも、一方でどこかに漠然とした不安
や物足りなさを感じてきました。

◆そんな中で出会ったのがショッピングリハビリという取り組みであり、見た瞬間
に「これだ」と感じ、自身で事業として取り組み、現在は本部の代表も務めます。
ショッピングリハビリ事業の良し悪しもそうですが、自分たちの未来、そして子供
や孫の世代の未来のためにも真剣に「介護予防」に取り組む必要性を感じました。

◆折しも国が総合事業の推進を訴えていたタイミングであり、地域課題解決のため
にも各地で様々な介護予防や自立支援サービスが積極的に展開されて業界の役割も
高まる・・・と期待しました。
が、後に大きな失望に繋がることとなります(笑)

◆今回のメルマガタイトルにもありますが、私はこれからの街づくりのカギは福祉
事業者が握っていると信じています。
仕事柄、全国各地の街づくりプロジェクトに接する機会があり、自動運転や非接触
決済、Aiサービス、その他あらゆるテクノロジーを用いたスマートシティ構想につ
いても見聞きするのですが、利用を期待するシニアの実態と乖離している・・・と感じ
ることが多くあります。
どれだけ優れた商品やサービスであっても“使われてなんぼ”です。

◆決してテクノロジー自体や各地での取り組みを批判しているのではありません!
むしろ好きな分野であり、素晴らしい商品・サービスに心躍らせており、できる
ことなら事業でも関わりたいと願っています。
気にしているのは、大きな予算や工数が投入されている現行の“街づくりプロジェ
クト”において、シニアや障がい者のことを誰よりも知る福祉事業者の関りが少な
いと感じることです。
“街づくりプロジェクト”の多くは地域共生社会の実現を謳っているにも関わらず。

◆次回以降、機会を見つけて様々な街づくりに関する取り組み事例や他業界の動き
なども紹介できればと考えていますが、そこで着目したいのは“福祉事業者の役割
と可能性”です。
どんな業界でもプロダクトアウトではなくマーケットインの発想が大切にされてお
り、例えば少子高齢化の進む我が国において高齢者の“声”や“実情”の重要度は言う
までもありません。

◆現役世代と言われる私たちの誰も“高齢者”自身を経験したことがありません。
身体の衰弱や認知症など“老いる”ということを身をもって経験したことのない我々
が、ますます加速する高齢化社会の在り方を想像・創造しています。
それでも、いやそれだからこそ、高齢者のニーズや想いを受け止め、日頃から誰よ
りも接している介護・福祉事業者の知識や経験は、これからの街づくりにおいて
大きな財産なのです!
「介護の未来は自分の未来」です。

◆もはや介護保険など制度やルールに依存してばかりではいられません。
業界の枠を飛び越えて様々な企業や団体と繋がり、未来に向けた街づくりに関わっ
ていきましょう!
ケアビジネス業界にとって、2023年が大きなステップの一年となりますように!

尾添 純一 拝

────────────────────────────────────────

以上、初回から好き放題の内容で失礼しました(^^;

私は本日、ケアビジネスパートナーズが主催する視察ツアーのため大分県別府市
におります。
「世に身心障がい者(児)はあっても仕事に障害はあり得ない」「保護より機会
を!」の信念のもと、ソーシャルインクルージョンを事業経営で実現し、いまや
時代をリードする企業であるオムロン太陽株式会社様に多数の参加者とともにお
伺いします。
本年も同様の視察ツアーを複数企画しますので、都度アナウンスいたします!

では今後ともどうぞよろしくお願いいたします!