[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2392]

こういう発想、ひょっとすると皆様にも応用していただけるかもしれません^^

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

今月の21日に公表された、

“令和3年度介護給付費等実態統計”。

居宅介護支援の昨年度の費用額が5146億2900万円となり、

前年度から5.4%アップで過去最高を更新したようですね。
(介護予防支援も含めると、昨年度の費用額は前年度比
0.55%増の5576億6400万円アップだそうです)。

人口動態からすれば極めて自然な事かとは思いますが、

2024年度の法改正議論に影響を及ぼす数値かもしれません。

その他、様々興味深い情報も含まれていますので、

関心をお持ちの皆様は下記をご確認下さいませ。

https://www.joint-kaigo.com/articles/1821/

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では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■こういう発想、ひょっとすると皆様にも応用していただけるかもしれません^^
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●昨日のメルマガでご紹介させていただいた、SMIRING社(愛知・豊田市)が取り組む
地域デザイン会議「SOUP会議」。その後、長年メルマガ読者としてお付き合いいただい
ている東北地区の介護経営者様(A社長)より、

●「今日も有意義な情報ありがとうございます。同社のHPも拝見させていただいたので
すが、こちらの法人にはソーシャルクリエイト部っていうのがあるんですね。だからこう
いう取り組みが行いやすいんだ、面白いアイデアだな、と思いました」

●「とはいえ、うちのような規模が小さな法人ではこういう部門を置くこと自体難しく、
どうしたものか、といつも堂々巡りをしてしまっているのが恥ずかしながらの状況です。
何とかこのループから抜け出さなければ、といつも思っているのですが・・・・」と、大変
共感できるコメントをいただく機会がありました。

●ちなみにSMIRING社では現在の法人規模になる前から、“ソーシャルクリエイト部”と
いう名称では無かったものの、地域に積極的に飛び出して活動するチームがありました。
「先行投資とは言え、それだけのメンバーを置くのは経営的に大変じゃないですか?」

●A社長と同じ感覚を覚えた私は数年前、SMIRING社の代表・中根成寿(なるひさ)
氏にそのような質問をさせていただいたことがあったのですが、その際に中根氏からい
ただいた回答は私にとって正に“目から鱗”かつ、“極めて現実的”なものでした(下記)。

●「仰る通り、地域に積極的に出ていくメンバーを余剰で抱える事なんて、うちみたい
な規模の法人の経営体力では難しいです。でも、メンバーの気持ちも分かるし、未来に
向けて必要なことでもある。だから1回転のデイサービス、それも10時30分~の短時間
型デイサービスを始めよう、ということになったんです」

●「1回転のデイサービスを運営することで、自分たちの人件費はそこで頑張って一定程
度カバーできるようにする。そして、デイサービスが終わってからの午後の時間は自由に
地域に飛び出し、積極的に地域活動を行う形にしよう。そんな風に考え、メンバーと話を
しました」

●「また、通常のデイサービスよりサービス提供開始時間を遅くすることで、その他の既
存事業所の当日欠勤対策も出来る様に考えました。当欠が出た場合、一番ドタバタするの
って、朝の迎え入れのタイミングじゃないですか。だから、その時間にサポートに入れる
ようにって考えて、サービス開始時間を10時30分に設定したんですよ」・・・・

●・・・・さて、上記内容、皆様はどのようにお感じになりましたでしょうか?「理想を実現
するため、現実とのギャップをあの手・この手で考える」・・・・少しでも心に引っ掛かりを
感じていただけた方は一度、時間を取り、自社でも何か応用できないか、考えてみていい
ただいても面白いかもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、午前中は大阪市内のホテルにて5件のオンラインミーティング。

午後は大阪市内にてケアビジネス研究会会員向けの撮影を行い、

夕方のオンラインミーティングを経て、

夜は兵庫・西宮市内にて、

弊社メンバーと打合せを兼ねた会食を行います。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。