[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2388]

「経営の出発点」について、示唆深いエピソードを思い出す機会がありました(4)。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

「介護職員が9人以下の事業所において、

離職率10%未満の事業所が49.7%と非常に多い一方で、

30%以上の事業所も28.9%と4分の1を超えている」

「介護職員が10人?19人の事業所も同様に、

10%未満と30%以上がそれぞれ多くなっている」

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16日に公表された

“厚生労働白書”

からの抜粋です。

正に

“2極化”

と呼ぶのが適切な状況、

関心をお持ちの皆様は下記をご確認下さいませ。

https://www.joint-kaigo.com/articles/1600/

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では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■「経営の出発点」について、示唆深いエピソードを思い出す機会がありました(4)。
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●松下幸之助氏が語った経営の定義「社員が奮い立つような、将来のあるべき姿を指し示
すこと」「実現までの段取りを明確に示すこと」「具体的に行動することすこと)」に言
及させていただいた後、更に思考が拡がる中、“命知元年”のエピソードについてご紹介さ
せていただいている先週末からのメルマガ。

●「人間は崇高な使命に気がつけば、どんなに多くの給料をもらうよりも熱心に働けるの
だ」と気付き、「では、電器製品を作って売ることには崇高な使命はないのだろうか」と
の想いに及ぶ中、

●「見方によったら、われわれの電化製品販売の仕事は、あの宗教団体よりも偉大かもし
れない」という想いに至った、というところまでをご紹介させていただきました。本日は
是非、その続きについてご紹介させていただきたいと思います。以下、ご確認下さいませ。

●そのころは社会全体が本当に貧しい時代でした。たとえば私(筆者)の母親なども、朝
起きたらヤカンに水を入れ、火を起こした七輪にかけてお湯を沸かしていました。

●子供たちはそのお湯を水に少し足してぬるめのお湯にして、みんなで分かち合いながら
顔を洗ったものです。洗濯機もまだ普及しておらず、どこの家庭でも冷たい水で洗濯して
いたため、母親たちはみんな真っ赤な手をしていました。

●こんな社会の様子を見て、松下幸之助は「電器製品が普及するとみんなを貧乏から救え
る」と思ったわけです。今までわれわれは仕事を単なる金儲けのレベルでしか考えていな
かった。ところが、この仕事には人々を貧乏から救うという大変な使命があったのだ、と
気が付いた。まさに志(=みんなの利益を大きくしたいという気持ち)が芽生えたのです。

●野心、野望のレベルから志のレベルへ、これを機に松下幸之助の意識は大きく転換して
いきます。そのことを松下幸之助はこう表現しています「それからの松下電器は自分でも
驚くほど伸びはじめた」

●これは大事なポイントです。経営者が目覚めると会社が伸びる。「ああ、そうか!」と
気がついた瞬間から、組織は生まれ変わるのです。だから、経営者の目覚めは、会社を目
覚めさせる。松下幸之助が野心、野望のレベルを乗り越えて志に気がついたときに、松下
電器は俄然として成長しはじめるのです。そのあと、こんな面白いことがありました・・・・

●・・・・さて、本日も一旦こちらで締めさせていただきます。明日は本エピソードの最後、
少しでも興味・関心をおぼえていただいたかたは一度、時間を取り、自身にあてはめて
「はて、自社の使命・志は?」と考えてみていただいても有意義かもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、午前中は名古屋市内のホテルにてデスクワーク。

午後は三重県某所へ移動し、

とある障がい福祉サービス法人様との顔合わせです。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。