[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2383]

「経営の出発点」について、示唆深いエピソードを思い出す機会がありました(1)。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

「要介護2以下の訪問介護・通所介護を総合事業へ移す案、
慎重論が大勢 一部委員は支持」

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脳を動かすことなく、

淡々とお伝えさせていただきたく思います^^

関心をお持ちの皆様は下記をご確認下さいませ。

https://www.joint-kaigo.com/articles/1431/

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では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■「経営の出発点」について、示唆深いエピソードを思い出す機会がありました(1)。
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●「経営ってどういう定義なんだろう?」という話に端を発し、松下幸之助氏の経営の定
義「社員が奮い立つような、将来のあるべき姿を指し示すこと」「実現までの段取りを明
確に示すこと」「具体的に行動すること(=経営者の生き様で示すこと)」についてご紹
介させていただいた、昨日のメルマガ。

●そんな中、今から約5年前の「経営戦略研修」にご参加いただいた九州地区の社会福祉
法人理事長様(A理事長)より、「研修の中でご紹介いただいた、“命知元年”の話をあら
ためて思い出しました」

●「これを機会に再度、自分の中で深めてみたいと思います」と、とても嬉しいコメント
をいただいた次第です(A氏は今年の4月に理事長に就任したばかりで、ちょうど“社員が
奮い立つような、将来のあるべき姿を指し示す”という言葉が自分事として胸に突き刺さ
ったようです^^)。

●・・・・と、いうことで^^、本日は皆様にも是非、当時の研修資料から“命知元年”の内容
を抜粋・共有させていただきたいと思います。A理事長同様、“社員が奮い立つような、
将来のあるべき姿を指し示す”ことを念頭に是非、ご一読下さいませ。

●(長文なので、今回も今週~来週へと続けさせていただきます。また、今回の内容も先
週に引き続き、上甲晃先生が著された異なる本「志を教える~松下幸之助の人づくり~」
からの抜粋です。関心をお持ちの皆様は是非、同本をお求めくださいませ。

https://amzn.to/3S3lL0t

●松下幸之助は大正7 年(1918 年)に松下電器を創業します。(中略)(奥さんと奥さ
んの弟・井植歳男(三洋電機創業者)と松下幸之助の)3 人で会社をはじめてから松下幸
之助は本当に一生懸命に、そして熱心に働きました。でも、いってみればこのころはまだ
松下幸之助氏も野心(=おのれの利益を大きくする心)のレベルでした。

●和歌山から大阪に出てきて、家も貧しかったから、ああ、腹いっぱい飯を食えるように
なりたいな、大きな家に住んでみたいな、地位も欲しいなというような、あらゆる意味に
おいて野心のレベルで頑張ったのです。

●そのかいあって大正の終わりごろには随分成功して、(大阪市)福島区の区会議員にな
っています。また、大阪に50 台しかなかったというパッカードという外車を乗り回して
います。いわゆる成り金の、小成功者が楽しむような野心のレベルでの欲望を実現したよ
うに思います。ところが、実現したと思ったら今度はスランプに陥ってしまう。

●野心のレベルであっても、こうありたいと思って頑張っているうちは力が出るものです。
しかし、それがほとんど実現出来て満足してくると、目標を失って力が出にくくなってく
る。「まあ、このくらい成功すればいいじゃないか」と思い始めると同時に、大変なスラ
ンプに陥ってしまったわけです。

●この時期に松下幸之助はいろんな人に、「今まで一生懸命働いてきたけども、なんとな
く自分の思うことが全部実現していくと力が入らんのですわ」と、打ち明けたりしていま
す。そんな話を聞かされたお得意先の一人が松下幸之助にアドバイスをしました。

●・・・・さて、今日は一旦、ここで締めさせていただきます。少しでも心に引っ掛かりを感
じていただけた方は一度、時間を取り、どんなアドバイスが為されたのか、いろいろ空想
してみていただいても面白いかもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、午前中はオンラインミーティング。

午後は東京・日比谷にて、

「関東ケアビジネス研究会」

を開催します。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。