おはようございます、
ケアビジネスパートナーズの原田です。
「センサーやICT、AIなどの新たなテクノロジーは、
介護現場の生産性向上にどれだけ寄与するのか。
そのための実証事業を促進する」
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先日の介護給付費分科会の内容です。
関心をお持ちの皆様は、下記をご確認下さいませ。
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https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000961063.pdf
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では、本日のメルマガに入らせていただきます。
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■■私が個人的に“凄い”と感じている事業(業態)とその理由(2)。
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●「これってホント、凄い事業だな」・・・・そんな枕詞と共に“食堂事業”のさわり部分だけ
をご紹介させていただいた昨日のメルマガ。その“凄い”と私が個人的に感じている理由・
根拠として、大きく分けて2つの切り口がある、との話で締めさせていただきましたが、今
日はその1つ目の内容についてお伝えさせていただきたいと思います。
●1つ目の切り口。それは、“顧客ターゲット層の広さ”です。例えば、ターミナル駅近く
に密集している居酒屋チェーンなどを想像してみて下さい。その事業のほとんどは、顧客タ
ーゲットが或る程度絞りこまれており、“特定のターゲット層に喜ばれるような内装”“特定
のターゲット層に喜ばれるようなメニュー”等々、
●特定の層に喜ばれることを訴求しながら、お店の全てをつくりあげています。換言すると、
マーケティングの定石とも言われる、“選択と集中”という考えに基づいており、それであ
るが故に特定の層の琴線に触れ、結果、事業として成立しているものです。
●他方、食堂事業は、“幅広い顧客層”に利用されることが大きな特長です。例えば、私が
担当させていただいていた食堂店舗では、おじいちゃん・おばあちゃん世代と、お父さん・
お母さん世代と、息子・娘さん世代が混在しながら仲良く食事をとっている、なんて光景は、
日常茶飯事でした。
●でもこれ、事業的なセンスで見つめてみると、信じられないぐらい凄いことだと思いませ
んか?20代後半ぐらいの世代をターゲットにした外食事業では、ターゲット層が30代に
入ってしまうと、だんだん、今まで通っていたその店に足を運ばなくなってしまいます。
●しかし、この食堂事業は、20代になっても、30代になっても、極端な話、70代、80代
になっても(笑)、食事をとるために、変わらず、足を運ぶ方がいらっしゃるのです。この
特性が、事業としての“牛のよだれ”的価値に大きく貢献していることは、よくお分かりい
ただけるかと思います。
●私は食堂事業の担当になり、この業態を“ビジネス”として見つめ直した時、“幅広い顧
客層に、長期間、利用していただける”という、事業としての“安定感““どっしり感”に
気付き、大きな感動を覚えました(極論、人口動態の変化に翻弄されない、ということです
ものね・・・・)
●・・・・さて、本日は一旦ここで締めさせていただきます。明日は、もう一つの切り口につい
て、私見をお伝えさせていただきたいと思います。少しでも心に引っ掛かりを感じていただ
けた方は一度、時間を取り、本日の内容をご自身の脳内に落とし込むと共に、もう一つの切
り口についても予想してみて下さいませ^^
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、午前中は5件のオンラインミーティング。
午後は、福岡市内にて、
“九州ケアビジネス研究会”
を開催します。
皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?
では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。