[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2276]

とある資料を読み返し、背筋がシャン!と伸びる感覚を覚えました。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

私の手違いで昨日のメルマガの冒頭に書かせていただこうと
思っていたことが反映されていなかったため、

今朝になってしまいましたが、あらためて、

東北地区の皆様、その後の状況は大丈夫でしょうか?

私も昨日・本日と2日間、仙台地区への出張予定だったのですが、

新幹線の運転見合わせ等を含め急遽予定変更となり、

昨日・本日は東京での業務に切り替えとなっています。

特にここ1週間程度は余震等、

しばらくは注意が必要な日々が続くことと思います。

不安な日々がしばらく続くかと思うと私自身、胸が苦しくなりますが、

当該地区の皆様は安全第一に、

くれぐれも、くれぐれもお気を付け下さいませ。

・・・・

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

────────────────────────────────────────
■■
■■とある資料を読み返し、背筋がシャン!と伸びる感覚を覚えました。
■■
────────────────────────────────────────

●先週末、乱雑に未整理のまま格納されっぱなしになっているデータを少しでも整備しよ
うと、自身のPC内のファイルやフォルダに目を通していた時の事。ふと20年以上も前に
書き留めていた、とある方のインタビュー原稿が目に留まり、自然とその内容に目を通す
中、

●タイトルの通り、あらためて背筋がシャン!と伸びる感覚を覚えた機会がありました(結
果、整理する時間は短くなり、当初のデータ整理という目的は未達のままですが、気持ちも
新たになったし、まぁ、良しとしよう、と自己肯定しました^^)。

●ちなみにその時のインタビュー対象者とは、“憲政の神様”といわれた尾崎行雄(咢堂(が
くどう))氏の三女にあたる方で、故・相馬雪香(1912年~2008年)さんという方。

●1979年「インドシナ難民を助ける会」を設立し(84年に「難民を助ける会」に名称変更)、
世界50カ国以上で災害や紛争時の緊急支援、障害者の自立支援、地雷除去や廃絶の活動を
行ってきた、世界的に有名な女性活動家の方です。

●実は、私は20代後半だった頃、縁あって、この相馬先生が主宰されていた“咢堂塾”の関西
版、“関西咢堂塾”の立ち上げ、並びに初代事務局長を務めたことがありました。

●咢堂塾の目的は、「狭い利益にとらわれず、世界的視野をもって物事を考える人、あるい
は実践するリーダーを育成すること」。そんな中、役得といいましょうか^^、他の人より
も近い場所で、直接、相馬先生の言葉に数多く触れることが出来たことは、今でも私の財産
として数多くの言葉が胸に、心に刻まれています。

●そんな中、とあるメディアの中で、私がインタビュアーとして相馬先生に話をうかがった
時の原稿が出てきた訳ですが、冒頭の通り背筋が伸び、経営者・幹部のあるべき姿勢として、
あらためて深い気付きを与えてくれる言葉にいくつも出会いましたので、是非、その一部を
抜粋し、皆様にもあらためて共有させていただければと思います。以下、ご確認下さいませ。

●「(尾崎行雄氏との思い出について尋ねたところ)色々とありますが、思い出として大き
いのは、大正13年の出来事です。当時、品川に住んでいたのですが、家の表が騒がしくて、
裏玄関から覗いてみると、トラック2台が門から入っていて、「国賊尾崎を殺しに来た」と
メガホンで怒鳴っているのです」

●「当時12歳の私はとても怖かったのですが、父は「本当に殺すつもりなら、静かにこっ
そり来ます。だから本当には殺しやしませんよ」と悠々としていました。父はこの他にも
何回か命を狙われたことがありましたが、志を立てる、信念を貫き通すということは、まさ
に命懸けのことで、決して容易なことではないと強く印象づけられました」

●「(信念を貫くことは怖いことだ、などとは思わなかったのですか?という私の質問に対
し)はい、思いませんでした。父の評価はその時代時代によって、まるでエレベーターのよ
うに“上がったり下がったり”でした。「国賊」とか「非国民」などと言われたかと思った
ら、今度は「憲政の神様」などと言われる(笑)」

●「信念や行動は変わらないのに、周りの評価が変わるんですね。父はいつの時代も変わら
ない。そんな父の生き様を見ていて、世の中に流されずに、信念を持ち続けることが本当に
大切なことだと教えられ、私もそう生きたいと自然に思うようになりました」・・・・

●「昭和6年、父はカーネギー財団に招かれて講演をすることとなり渡米したのですが、ロ
サンゼルスに滞在していたある日、「日本、満州侵略ス」という号外が届きました。その瞬
間から父は「日本は間違っている」と言い出したのです」

●「この発言に対し、とりわけ軍が黙っていなかった。当時日本の人たちが相当数ロサンゼ
ルスにいたのですが、その人たちに、日本から、日本に子供たちを帰せという圧力がかかっ
たのです。そして父の所に相談に来るわけですが、父は「日本が間違っているのだから、こ
こにいさせなさい」と」

●「だから、日本の軍部も「尾崎を黙らせろ」という圧力をかけてくる。でも父は黙らない。
結果、“国賊”扱いを受け、しばらく日本には帰れなくなりました(笑)」・・・・

────────────────────────────────────────

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は東京都心にてオンラインミーティングが7件続きます。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。