[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1814]

介護事業所内で語られる“生産性向上”議論に対する、若干の違和感。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

先週末の5月29日(金)、

国の専門家会議で公表された、

「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」。

「高齢者・障害者施設等における施設内感染対策」

という項目も本資料の中に入っています(p25~)。

関心をお持ちの皆様は、下記をご確認下さいませ。

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000635389.pdf

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

────────────────────────────────────────
■■
■■介護事業所内で語られる“生産性向上”議論に対する、若干の違和感。
■■
────────────────────────────────────────

●先日、東海地区の介護経営者(A社長)とオンラインミーティングを行っていた時の事。
タイトルの通り、意見交換の内容が“生産性向上”に移る中、勿論、分かっているつもりで
はあるものの、

●日頃より感じていた“とある違和感”についてお伝えさせていただいたところ、A社長を
「う~ん・・・・」と言ってしばらく黙らせてしまう出来事がありました。ちなみに、その
“とある違和感”とは次のようなもの。

●「介護業界で語られる生産性向上って、“インプットの最小化”が殆どなんだけど、どう
して“アウトプットの最大化”に対する議論がほぼゼロなんだろう?本来はこちらの方が伸
びしろや価値向上が生まれやすいはずなのに」・・・・

●介護業界内における現在の“生産性向上”のメインテーマは“運営記録書類に業務効率化”で
あり、作成すべき記録書類は行政で定められている関係上、「自社でアウトプットをコント
ロールできない」だからインプットの最小化なんだ、という理屈は勿論、よく分かっている
つもりです。

●でも、だからと言って、他業務における“生産性向上”を考えるときにまで“インプットの最
小化”に終始してしまい、「どういうアウトプットを得られることが本来は最も望ましいのだ
ろう?」と考える議論をあまり耳にしたことがなく、ひょっとして“生産性向上=インプット
の最小化”と捉えている方が中にはいらっしゃるかもしれない?ということについてつい、疑
問をぶつけてしまった次第です。。。。(A社長、誠に失礼しました!)

●・・・・さて、誠に雑駁で恐縮ながら上記視点(ぼやき?)、皆様はどのようにお感じになり
ましたでしょうか?少しでも心に引っ掛かりを感じていただけた方は一度、時間を取り、手
始めに目の前の業務における“生産性向上”について“インプットの最小化”と“アウトプットの
最大化”の両側面から考えてみていただいても面白いかもしれませんね^^

────────────────────────────────────────

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、午前中は、愛知・豊橋へ移動。

午後からの面談・打合せを経た後、

終了次第、大阪へ向かいます。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。