[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1612]

よく使われる“とある言葉”に対する注意点。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

特に中〜東日本の皆様、

台風15号の影響は大丈夫でしょうか?

地域によっては本日、更に雨風が強まるところも
あるかもしれません。

当該地域の皆様はくれぐれも、くれぐれもお気をつけ
下さいませ。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■よく使われる“とある言葉”に対する注意点。
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●先日、首都圏地区の介護経営者(A社長)と経営全般について意見交換させていただいた
時の事。話の流れ上、いくつも出てくる“とある言葉”のニュアンスに違和感を感じ、その
点をお伝えさせていただいたところ、

●「・・・・考え方の根本にそこがこびりついているのかもしれません。そういえば以前、メル
マガで同じような話をされていましたよね、原田さん」という、とても謙虚かつ誠実なコメ
ントをいただく機会がありました。ちなみに、私が違和感を感じた“とある言葉”とは、

●“オンリーワン”というもの。この言葉、“顧客が見えるオンリーワン”と“顧客が見えない
オンリーワン”という意味で、一般的に2パターンの使われ方があるように思われます。そ
して既に多くの方々がお気づきのように^^、私が違和感を感じるのは後者のパターンの
“オンリーワン”、

●異なる角度から申し上げるなら“自社のみを主語にした、自社都合のみのオンリーワン”
と表現しても宜しいかもしれません。「自分たちが安定的・安全に(≒楽に)運営できるか
ら、、、」そんな“本音”だけに立脚した“オンリーワン”戦略では、残念ながら“未来に向け
た先細り”は免れなくなってしまうでしょう。

●とはいえ、“自社のみを主語にした、自社都合のみのオンリーワン”が完全に誤りか?と
言われると決してそうでもありませんし、“楽に”と考えること自体も悪いことかと問われ
ればそうでもない、と個人的には思います(表現方法に賛否はあるかもしれませんが^^)。

●その理由はとてもシンプルで、「“顧客が見えるオンリーワン”を考えたとしても、それ
が自社にとって“絵に描いた餅”に過ぎないならば何の意味も為さない」からです。

●大切なのは、“顧客にとっての価値”と“自社にとっての価値”の両方を睨み、2軸を両立
できる自社なりの研ぎ澄まされた“解”を導き出せるかどうかである、ということ。その
意味では前出のA社長も“間違い”では決してなく、“自社なりの解に辿り着くための途中
経過に在る”と考える方が適切かもしれません。。。。

●さて、A社長と私とのやり取り、皆様はどのようにお感じになられましたでしょうか?
少しでも心に引っ掛かりを感じていただけた方は一度、時間を取り、自社の“オンリーワ
ン”を点検してみていただいても有意義かもしれません。ひょっとするとそこから、今ま
でには見えていなかった新たな“気付き”が見えてくる、なんてこともあるかもしれません
ね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、終日東京で打合せが続きます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。