おはようございます、
ケアビジネスパートナーズの原田です。
厚労省が、
“通いの場”
に関する会議を始動させましたね。
夏までに施策のアウトラインを固め、
秋以降に細部の詰めを実施。
年末までに取りまとめを行い、
介護保険部会への報告を経た上で、
次期改正への反映を進める計画のようです。
関心をお持ちの皆様は、下記をご確認くださいませ。
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https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000202420_00019.html
では、本日のメルマガに入らせていただきます。
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■■本筋とは異なる部分で“気付き”を感じてしまいました^^
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●先日、移動の電車の中のルーティンワークとして、いつも通り様々なネットサイトを斜
め読みしていた時の事。「マツキヨ･ココカラ提携､｢経営統合｣の前触れか〜ドラッグ業界1
位･ウエルシア包囲網の可能性〜」というタイトルの記事に出会う機会がありました。
（以降、簡略版として“マツキヨ”“ココカラ”“ウエルシア”と表記させていただきます）
↓
https://toyokeizai.net/articles/-/283297
●「これからの時代、自社単独の経営資源のみで戦うことは難しい」そのような考えのもと、
介護業界含め様々な業界で今、“M&A”や“業務提携”等々の手法が採られていることは皆様も
ご存知のことかと思います。
●記事にある通り、「都市型店舗が多く、展開エリアを相互に補完できる関係もある」「調剤
事業に力を入れている点も共通している」等々の共通項から考えると、確かに短期的にはWIN
-WINの関係を構築しやすいのかもしれません（中長期的にはカニバリの可能性も否めず、それ
故、“経営統合の前触れか”等という見立て？が流れているのかと思いますが）。
●････等と申し上げつつ、この記事を読んでいて私自身、思わず「エッ！」と車内で小さな声
を上げながら驚いてしまったのは、実はこの記事の本筋の内容ではなく別のところにありまし
た（こういうと記者の方に失礼かもしれませんが^^）。それは、マツキヨとココカラの“時価
総額の違い”。
●同じ記事によると、2019年3月段階の両社の総売上・店舗数は、マツキヨが「5759億円・
1,654店舗」に対し、ココカラは「4,005億円・1354店舗」。両者を比較すると、総売上に
おいてはマツキヨが約1.4倍、店舗数では約1.2倍。1店舗あたりの売上でも、マツキヨが約
1.2倍の売上を誇っています（単純計算ですのであくまで概要レベルの雑駁な数値ではありま
すが）。
●しかし、両社の時価総額を比較してみると、2019年5月24日時点において、マツキヨの時価
総額が3,485億円に対し、ココカラは1,080億円。実に、3.2倍の時価総額となっています。
「売上や店舗数と比較して、どうしてこんなに時価総額が違うのだろう？」この数字も記事内
に記載されていましたが、どうやら一つの大きなポイントは両社の営業利益率に違いがあるよ
うです。
●2019年3月時点のココカラの営業利益は129億円（売上比3.2％）に対し、マツキヨは360億
円（売上比6.2％）。業界1位の規模を誇るウエルシアの2019年2月期の業績と比較しても（売
上7791億・営業利益290億（3.7％））、マツキヨの営業利益はとても高水準にある、と言える
のは間違いありません。
●そして、（これも記事曰くなので恐縮ですが）その利益率の高さを下支えしているのが“ＰＢ
戦略”。付加価値が高いPB商品を生み出す“独自資源”を構築してきたマツキヨだからこそ、一過
性ではない、高水準の営業利益も安定感をもってたたき出すことができるのだろうな、とも感じ
た次第です。
●（ちなみに売上規模的にウエルシアと肉迫しつつあるツルハ（ホールディングス）も、同社IR
資料によると、2019年5月期通期予測においては、売上7,716億円・営業利益418億円（5.4%）
と高水準にあります。こちらも、PB戦略を積極推進しているようですね）････
●････さて、上記内容、皆様はどのようにお感じになりましたでしょうか？「自社はウエルシア
のような会社を狙うのか？それともツルハ？マツキヨ？ココカラ？」「当社にとって、マツキヨ
の“PB商品”に該当する商品・サービスは何か？」少しでも心に引っ掛かりを感じていただけた方
は、一度、時間を取り、一思案してみていただいても面白いかもしれませんね^^
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、朝から長野県・南信地区へ移動。
午前・午後と打合せが続きます。
皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか？
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう！
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。
