[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1456]

「この記事に出会ったのも何かの縁かもしれません」~某氏から頂いたメールより~

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

一昨日の25日、

2021年度法改正に向けた

“介護保険部会”

がいよいよ開始となりましたね。

この議論はしっかりと追いかけておく必要が
あろうかと思います。

先ずのキックオフ、関心をお持ちの皆様は下記を
ご確認くださいませ。

https://kaigonews.joint-kaigo.com/article-10/pg373.html

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■組織内に流れる“空気”をつくっていくために。
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●先日、九州地区の介護経営者(A社長)が東京にお越しになり、久々にお会いして意見交
換を行わせていただいた時の事。「以前に原田さんと意見交換した際のアイデアを実行して
以降、ずいぶん職場の雰囲気が柔らかくなってきた」という、とても嬉しい報告をいただく
機会がありました。

●このA社長とのやり取り、当時のA社長と同じような課題をお感じになられている本メ
ルマガの読者様もいらっしゃるかもしれず、ひょっとすると何らかの“気付き”をご提供出
来るかもしれない?という想いのもと、本日は以前にA社長と議論させていただいた時の
アイデアの一つを皆様にも是非、共有させていただきたく思います。「BCカード」という
施策についてです。

●BCの“B”とは、“Benefits”の略。「あなたがいることで、周囲に利益(よい影響)を与
えていること」という意味で用いています。一方、“C”は“Concerns”。「ちょっと意識(注
意)すれば尚、よくなること」という意味です。

●この“BCカード”とは、例えば3人でグループを組み(例えばHさん、Iさん、Jさん)、
毎月、グループメンバーの“B”“C”を評価し、紙に書いて互いに送り合う、という“極め
てシンプルな仕組み”を実行する、というものです(=HさんはIさんとJさんの、Iさんは
HさんとJさんの、そしてJさんはHさんとIさんの“B”“C”を毎月評価する、という意味ですね)。

●この際の大事なルールとしては、フィードバックの量が必ず“B>C”となるように意識
すること。目安として“B”は毎月2~3個程度を想定しているのですが、そうなると“C”
の量は1個か2個になります。

●このグループは定期的にシャッフル・再組成され(例えばA社長の会社の場合、3カ月に
一度、メンバーシャッフルを行うそうです)、また新たなメンバーの“B”“C”を互いにフィ
ードバックしあう。これを1年ほど行う中、「互いが互いの良さを認め合おうとする空気が
生まれ、逆に、注意すべきことも素直に聞き合える雰囲気が出来てきたように感じています」
との感触をA社長からいただいた次第です。。。。

●・・・・さて、上記取り組み、皆様はどのようにお感じになりましたでしょうか?「組織力を
最大化させるには、構成員であるメンバー各々が“自尊心”と同時に“他尊心”を持つよう
な“文化”をつくらなければならない」少しでも心に引っ掛かりを感じていただけた方は、
一度、時間を取り、何か応用できないか、思考してみても悪くないかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は朝一番の飛行機で大阪から東京へ戻り、

都内にて終日打合せが続きます。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。