[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1233]

非常に示唆深い記事を目にしました(2)。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

「財政健全化目標 2025年度に先送りで調整へ」

・・・・・・

先日のニュースで流れていましたね。

順当に行けば、

“2027年の黒字化”

といわれていた試算をどうやって2年間短縮
させるのか。

本話題に対する情報にも今後、注目していきたい
ところです。

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■非常に示唆深い記事を目にしました(2)。
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●昨日ご紹介させていただいた“カゴメ株式会社”の示唆深い記事。エントリーした就活生
全員に贈り物を送る、ということで話題になっているとの内容が記載されていましたが、皆
様はこの記事からどのような“気付き”“学び”を得られましたでしょうか?
※念のため、記事を再度ご紹介させていただきますね。

https://withnews.jp/article/f0180501005qq000000000000000W00o10101qq000017267A

●昨日のメルマガでもご案内させていただいた通り、本日は類似の発想から採用プロセス
の“革新”を行った某外食企業様(A社)の事例(第一弾)を皆様に共有させていただきた
く思います。採用活動全体のコンセプトを根本から見つめ直した結果、どのような具体的な
変化を起こしたのか、、、、是非、ご確認下さいませ。

●「初めてでした、面接でケーキと珈琲を出していただくなんて経験は、、、、」入社後、
そんな言葉を聞いた時、当時“採用プロセス革新プロジェクト”のメンバーだった私は思わ
ず、心の中でガッツポーズをしたことを今でも鮮明に覚えています。

●言うまでもない事ですが、この社員の方は“面接時にケーキと珈琲を出してもらった”こ
とが決め手となって、入社を意思決定していただいた訳ではありません。“ケーキと珈琲”
そのものではなく、“ケーキと珈琲”に込められた企業の想いを感じ、「こんな気遣いをして
くれる会社ならきっといい会社に違いない」という感触のもと、入社を決意して下さった、
とのことでした。

●では、このケーキにはA社のどのような想いがのせられていたのか?一言で言うならば、
求職者に対する“感謝”、或いは“リスペクト(敬意)”と表現できるのではないかと思いま
す。実はこのアイデア、プロジェクトメンバーである某若手社員のとある発言から端を発し
たものでした。

●「採用って、ほぼ全てが企業の論理で進んでいくじゃないですか。勿論、頭では理解はし
ているつもりなんですけど、でも、もう少し求職者側に配慮の姿勢を示してあげれば、俄然、
求職者側から見た会社の印象も違うでしょうし、好感度も高まると思うんですよね。特に
“働く人を大切にする”と社長は常におっしゃっている訳ですし、、、」

●そんな“目から鱗”“灯台下暗し”のような発言を契機に本格化したプロジェクトの議論。
「そうだよなぁ。確かに、数ある求人募集の中からわざわざうちの会社を選んで受けに来て
くれているんだもんなぁ。しかも、時間も交通費もかけて。よく考えたら、これって会社と
して、とてもありがたい事だよなぁ」

●ひとしきり若手社員の発言を全員で噛みしめた後、「そんな想いを全ての採用プロセスに
反映させることが出来れば、恐らく他社との大きな差別化になるのではないだろうか?」と
いう意見で一致した我々メンバーは、「では、どんな革新が出来るか?」と考え、“求人票づ
くり”“応募段階の対応”とプロセスを細かく切って議論を進める中、いよいよ“面接”と
いう重要な局面への対応策について話題が移っていきました。

●「面接の時って、やっぱり求職者の立場からすれば緊張するよね。もっとリラックスして、
日頃の自分を出せるような環境を創ってあげた方がいいんじゃないかな?その方が我々面
接する側にとっても絶対にいいと思うし、、、」そのような趣旨に基づいた意見やアイデア
が飛び交う中、

●「結婚式場選びの時に、珈琲だけじゃなくケーキも出してくれて、その気持ちがとても嬉
しかった」という経験を持つ女性社員の言葉で盛り上がり、「それいいんじゃないか。うち
の店でもケーキを出している訳だし、それやろうよ。キチンと“感謝”“敬意”の気持ちも言葉
に出して伝えながら」そうやって満場一致で意見がまとまり、早速実行に移す中、前述の
「初めてでした、、、、」という言葉を聞くことが出来た次第です。。。。。。

●これ以外にも様々小さなアイデアを散りばめながら文字通り“革新”を進めていった本プ
ロジェクトですが、実はもう一つ、社長の英断のもと実行した、特筆すべき“プロセス革新”
がありました。それは、“不採用”を伝える時の対応アイデア。どのようなことを行ったか?
については是非、明日のメルマガにて第二弾としてお伝えさせていただければと思います。
仮に上記コンセプトに立脚した場合、皆様なら一体どんな“工夫”を施されますでしょうか?
本話題に関心をお持ちいただけた方には是非、頭の体操的に考えてみていただければ嬉しく
思う次第です^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は朝から大阪市内でデスクワーク&打合せ。

午後は大阪市内で会計事務所の先生方を対象に
セミナーを行わせていただき、

夜は兵庫・播州地区の介護事業者様との会食を行います。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。