[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1146]

私たちの事業は“B to ○”?

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

「ここまで明言しちゃっていいのかな(汗)」

そんな風に感じた記事に出会いました。

あくまで一記事に過ぎず、真偽は定かでは
ありませんが、

我々の見識を高める意味でも是非、お読み
いただきたいと思います。

皆様はどのように思われますか?

※医師の報酬上げ「総理の恩返し」 議論なき決着

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24767340Y7A211C1EA2000/?n_cid=NMAIL006

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■私たちの事業は“B to ○”?
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●先日、東海地区の介護経営者(A社長)と保険外サービスについて意見交換をさせていた
だいた時の事。「テクニカルに保険外サービスを考えてもなかなかうまくいかない。一旦、
“今まで”と“これから”の整理が必要だと感じています」そう言ってお話して下さったA
社長のお話、誠に僭越ながら、私自身もセミナーでよくお伝えしている内容と寸分違わず、
正に“ドンピシャ”といった趣で驚いた次第です。

●人によっては少々耳が痛く感じる、或いは反論を覚える方もあろうかと思いますが、それ
らの反応すらも期待しつつ^^、今日は是非、A社長がお話して下さった内容を皆様にも共
有させていただきたいと思いますます。「今までの私たちの事業は“B to G”だった」とい
う話についてです。

●「保険外サービスを含め、最近、今後のことばかり色々考えている毎日なのですが、ある
時ふと、私の頭の中で整理と共に光が見えてきた事があるんです」A社長の話を興味深くう
かがわせていただいていた私は次のように相槌を打ちました「それは素晴らしいですね。是
非、聞かせていただけませんか?」その後のA社長のお話を要約させていただきますと、
次の通りです。

●「私たち介護経営者は恐らく誰もが皆、“ご利用者のために”“ご家族のために”と思って
日々の現場に取り組んでいるし、勿論、その想いには何の偽りもない。でもある日、ふと頭
の中に在る言葉が湧きあがってきたんです。私たちは常に“ご利用者のために”“ご家族の
ために”と言いながら、実は、“B to C(Business to Consumer)”ではなく、“B to G(Business
to Government)”モデルの事業になっていたのではないか、と」

●「例えば、私たちは“○○様は本当は~のようなサービスを望んでいらっしゃるけれど、
コンプライアンス上、それは出来ない”という考え方で、つい、そこで思考停止を起こして
しまう。全ての感情を削ぎ落として事実だけ乱暴に見れば、これって、“顧客(Consumer)”
より“行政(Government)”を重視しているってことになりますよね、だって、コンプライ
アンスという言葉を盾に、“顧客(Consumer)”の想いの実現を努力もせずにあきらめて(放
棄して)しまっている訳ですから」

●「今後、“介護保険外サービス”を提供・推進していくためには、“真のB to C(Business
to Consumer)事業になる”という発想の転換が必要なんじゃないかって思うんです。私た
ちの事業環境に即して考えると、例えば、“ご利用者は本当は□□□を望んでいる”“でも、
介護保険を活用している以上、コンプライアンスも当然ながら守らなければならない。保険
の枠内で提供出来るサービスは、□□までが限界だ”“では、そのギャップをどうやって埋
めていくか”というステップで考えていかなければならないのではないでしょうか」

●「そういう根本の部分における“発想の転換”がないままに、“いい保険外サービスはな
いか(≒ご利用者が喜び、会社の利益にも貢献するサービスがないか)”とハウツー的に考
えていてもいいサービスは生まれないし、うまく行かないのではないか。最近、自戒の意味
も込めて、そんな風に頭が整理できたんです。また、それと共に、ちょっと未来に光が見え
てきた気もする。理屈っぽ過ぎますかね、私(笑)」。。。。(A社長の要約終了)

●さて、A社長のお話・視点、皆様はどのようにお感じなりましたでしょうか?今日は、私
からのコメント・補足は差し控えさせていただきますので^^、少しでも心に引っ掛かりを
感じられた方は一度、時間を取ってゆっくり思考を深めてみても悪くないかもしれません
ね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、北海道内にて、介護事業者様や金融機関様と
打合せ。

終了後、夕方の便で東京に戻ります。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。