[ケアビジネスSHINKA論 Vol.1143]

理念の浸透には〇段階ある。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

「2018年度改定は0.5%の引き上げ」―

そんな情報がネット上で飛び交っていますね。

閣僚折衝を経て週明けにも正式決定する見通しだ
そうですが、

とはいえ、各サービスの単価がどうなるかはまた
別の話。

今は出てくる未確定情報に翻弄されることなく、

現時点の確定情報をしっかりと精読した上で、

粛々と

“然るべき対策”

を進めておくことをおススメする次第です。

※参照元記事はこちら

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017121301302&g=eco

では、本日のメルマガに入らせていただきます。

今日の視点───────────────────────────────────
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■■理念の浸透には〇段階ある。
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●今日は昨日に引き続き、首都圏地区の介護経営者(A社長)と経営理念の浸透について意
見交換をさせていただいた時の話をもう一つ、共有させていただきたく思います。「理念を
自分事として引き(惹き)つけるために、“理念アクションシート”のようなシートを2ヶ月
に一度、社員に作成してもらい、それをもとに上司と意見交換を行う」・・・昨日はそのよう
な話をお伝えさせていただきましたが、そのもう一つ“前工程”の意見交換の内容についてです。

●「経営理念の浸透には3つの段階がある」―私がコンサルティング会社に勤務していた約10
年前に、先輩コンサルタント(B氏)から教わったコンセプトです。その3段階とは、“理解→
共感→行動(考動)”というもの。

●“理解”の段階とは文字通り、自社の理念を“理解”出来ているか、という話。このレベルに達
しているかどうかを判断する指標としては、「入社間もない社員や外部の方々に対し、自社の
理念を分かりやすく説明できるかどうか」だ、とB先輩はおっしゃっていました。

●次の“共感”もこれまた文字通り、経営理念に対して“共感”出来ているか、という話。この段階
の達成指標としては、「自分の言葉や経験等を交え、表現豊かに感情を込めて説明できるように
なっているかどうか」だ、と教えていただきました(極めて定性的な指標ですが、でも、恐らく
実際には説明を聞けば、達成できているかどうか、分かりますよね)。

●最後の“行動(考動)”は言わずもがな、“理念に沿った行動(考動)が実行できているかどうか”
“自身の行動(考動)を理念に基づいて説明できるかどうか”となる訳ですが、以上3段階のテーマ
における意見交換時のポイントとしては、

●一般的には“理解→共感→行動(考動)”というステップで浸透を推進していく、という流れが通
常ですが、進め方の工夫によっては“行動(考動)→共感(→理解)”というような、“逆から”のア
プローチも十分成立しますよね、という話でした。どちらのアプローチが自社に適しているか、効
果を発揮しやすいかどうか、については、経営者の判断に依るところが大きいのではないでしょう
か(ちなみに昨日の話は、上記でいうところの“逆から”のアプローチ、と整理する事が出来ますよ
ね)

●さて、上記の段階・レベルの枠組みを念頭において自社を見つめてみた場合、皆様の組織ではどの
ような工夫を行う事が出来そうでしょうか?「もっと組織に理念を浸透させたい」とお考えの皆様は
是非、一度、時間を取って考えてみても悪くないかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、東京都心にて。

パートナー士業(社会保険労務士・税理士)の先生方
との勉強会を開催します。

皆様は今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。